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高知競馬情報局 inおーぷん競馬板

906名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)21:10:00 ID:24Z
2018年8月25日 栴檀特別 1400m 天気:晴 馬場:不良

地方全国交流2年目となった2018年の高知優駿は遠征勢2頭のワンツー決着という屈辱を味わった高知3歳馬、唇噛んで行く下半期の3歳戦線は、晩夏の1400mより幕を開ける
「栴檀は双葉より芳し」大成する人は幼少の時から優れているという意味のことわざから取った、今年で5回目を迎える準重賞競走である
ここはすでに香気を放っている馬やここから、或いは再び香気を放たんとする馬たちによる戦いとなるが、ここは既存勢力による3強ムードが漂っていた
まずレースの中心に推されたのは今年の黒潮皐月賞馬であるヴァリヤンツリ、前走のA組一般戦でも強豪古馬に交じっての3着を獲得し、依然として高知3歳勢力図の中心にはこの馬がいる
鞍上も高知優駿の4着以来、3戦ぶりのコンビとなる西川敏弘騎手、再び復活したフリビオン陣営が目指すは栴檀特別の2連覇、そして高知生え抜き第3世代の覇権を得ることだった

その対抗格にはなんとネオプリンセスがいた 今年初戦の土佐春花賞から凡走を重ね、力尽きたかと思われていたが夏場に突如息を吹き返し、目下2連勝中の勢いで復権を狙っていた

そして3強ムード最後の一角は土佐春花賞馬のスターアイリス、C1選抜戦でも2着に入るなど夏に入って更なる成長を見せており、生え抜き馬の双璧を崩すことも可能と見られていた

その他、雑賀厩舎の新星シールドロック、高知優駿3着から古馬混合戦でも十分にやれることを証明したサンダベンポートも人気を集めたが、この3頭に割って入るのは厳しいと見られた


レースのスタート、好ダッシュからネオプリンセスが勢いよく先手争いを制して先頭へ、外からスターアイリスが接近すると、その後ろをシールドロックが追う形で先団が形成される
ヴァリヤンツリは前へ位置を取りたい馬たちの混戦をうまく潜り抜けて先団4番手から機を伺う形、その内に回ったのが2枠のサンダベンポートで人気馬は先団に固まっていった
1コーナーから2コーナーへ、前半は24秒5と平均からやや速いぐらいのペース、それを刻んだのはネオプリンセスだった インコースの利を活かしてロスなく単騎逃げに持ち込んでいく
800mを切って好位の2番手から追走していたスターアイリスがやや離され気味になる これでネオプリンセスの単騎逃げが成立、そしてこの機を逃がさずセーフティリードを取りにいった
この展開に苦しんだのがヴァリヤンツリ、春の高知3歳路線回顧でも書いたがこの馬には一頭で抜けると遊んでしまう悪癖があり、それ故に前を捉えに行くことができない
2番手のスターアイリスも勝負所を目前にして無理に追うことはできず、ただネオプリンセスが春の時と同じように垂れることを願うしかない だが、今日のネオプリンセスは違った
残り600m、ここでネオプリンセスのリードは3馬身に広がり、ヴァリヤンツリは内からスターアイリスに並びかける 残り400m、この2頭が接近し始めネオプリンセスのリードは2馬身に
いよいよ直線に入って残りは200m、ヴァリヤンツリがスターアイリスを交わして前を追う、だがその差、4馬身 そう、ネオプリンセスは止まらなかった むしろ涼しい顔をしていたのだ
たまらず抜け出したヴァリヤンツリも悪癖やそこまでの末脚型ではないことを考えればこの差は絶望的 そして3馬身のリードを取り、ネオプリンセスが先頭でゴール板を駆け抜けた
金の鞍賞馬・ネオプリンセスの復権宣言だった 赤岡修次騎手の絶妙な手綱さばきに導かれ、全コーナー通過トップに上がりタイム1位と付け入る隙を全く与えない完璧な勝利
春の高知3歳戦線と同じように、前哨戦より風雲急を告げた夏~秋の高知3歳戦線 そしてこの勢いは、まだまだとどまるところを知らなかった

高知5R (準重賞)栴檀特別 3歳
1着 1 ネオプリンセス 赤岡修次 1:29.3
2着 5 ヴァリヤンツリ 西川敏弘 3馬身
3着 10 スターアイリス 佐原秀泰 3馬身
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f08%2f25&k_raceNo=5&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20180825&race=5
907名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)21:15:00 ID:24Z
2018年9月8日 魚梁瀬杉特別 1300m 天気:雨 馬場:不良

快速逃げを再び思い出したネオプリンセスの復権宣言で幕を開けた夏~秋の高知3歳戦線、高知クラシック最終戦・黒潮菊花賞に向けて、3歳馬たちはもう一つの前哨戦に駒を進めた
2017年より新設された準重賞競走・魚梁瀬杉特別 江戸時代から残る、馬路村の全国屈指の雨量と温暖な気候に育まれた日本三大スギ美林の一つ「魚梁瀬杉」の名を冠したこのレース、
また同年を最後に伐採が休止されるということで、2018年1月に高知市で開かれた初市に出品された魚梁瀬杉には1本547万円という破格の値段がついたこともあった
さて、このレースの中心にはやはりネオプリンセスがいた 目下3連勝中、前走の栴檀特別の走りも素晴らしいもので、人気を集めるのは当然
またこの競走の条件もこの馬に味方した 1300mと栴檀特別よりも距離が短いうえ、逃げ馬のスピードが活きる雨馬場、舞台はネオプリンセスのためだけに用意されたようなものだった

対抗格は栴檀特別で2着に入ったヴァリヤンツリ、クラシック戦線でクラシックウイナーが黙っているわけにはいかない 前走よりもさらに条件は厳しくなったが、それでも前を向く

また栴檀特別3着の土佐春花賞スターアイリスもレースには欠かせない存在 魚梁瀬杉特別はこの3強と見る動きが強かったものの、
メンバーで唯一栴檀特別から一戦挟んでやってきた末脚タイプの生え抜き馬レマンコも前走の勝利から前進があるのでは、とも考えられ、オッズは3強+αといった感じになった


降り続く雨の中、不良馬場に9頭が飛び出した 馬場の水たまりを蹴り上げて、やはりネオプリンセスが逃げていく 共に先行するスターアイリスは競り合わず今日も好位の2番手から、
ヴァリヤンツリは距離がやや合わないか終始追っ付けつつの競馬で中団を進む、その外を追走していったのがレマンコだった
2コーナーから向こう正面へ、狙い通りの単騎逃げに成功したネオプリンセスはリードを2馬身に広げて逃げていく 3コーナーでスターアイリスが並ぼうとするも、これを逆に突き放す
3コーナーに入ったところでヴァリヤンツリが仕掛けた、悪癖を承知でネオプリンセスの好きにはさせまいと、勝負所で大まくりを仕掛ける しかし、差は全く縮まらない
4コーナーをカーブしたところでネオプリンセスが広げたリードは4馬身から5馬身と大きな差になっていた ヴァリヤンツリもここで抜け出して懸命に前を追う
直線に入ってラスト200m、後続を突き放したネオプリンセスをヴァリヤンツリがなお追っていくも、2頭の顔がまるで違う
涼しい顔で逃げるネオプリンセスに、尻尾を振り回して必死に食らいつこうとするヴァリヤンツリ、これで前を捉えられるはずがない
栴檀特別の走りはここに再現された 全コーナー通過トップ、上がりタイム1位、そして優勝 圧倒的な強さを見せつけたネオプリンセスが先頭でゴール板を通過した
ネオプリンセスは春にかなり苦しんだ、ぶっつけの土佐春花賞惨敗からその後も大敗続き、しかしその鬱憤を晴らすかのように、2戦連続で世代一線級の馬たちを叩きのめしたのだ
これで勢力図の中心にはネオプリンセスが立ち、クラシック最終戦へ進むこととなった そしてここで、既存勢力の馬たちはある“大きな壁”に挑むことになる

高知5R (準重賞)魚梁瀬杉特別 3歳
1着 3 ネオプリンセス 赤岡修次 1:21.8
2着 6 ヴァリヤンツリ 西川敏弘 4馬身
3着 9 レマンコ 別府真衣 7馬身
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f09%2f08&k_raceNo=5&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20180908&race=5
908名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)21:20:00 ID:24Z
2018年10月14日 3歳秋のチャンピオンシップ・第22回黒潮菊花賞 1900m 天気:晴 馬場:重

栴檀特別も、魚梁瀬杉特別も、栄冠を勝ち得たのはネオプリンセスだった 自らのスピードを活かし、前哨戦の準重賞を2連勝 そして舞台は、ついに高知クラシック最終戦を迎えた
第22回黒潮菊花賞、距離は高知優駿と同じく1900m 春に実績を挙げた既存勢力の馬たちが更なる実績をここで積み上げるには、この中距離は大きな壁となる可能性も十分にある
何せここに照準を定めてきた新興勢力はこの中距離に手応えを感じている馬ばかり それもあってか、前評判は既存勢力2頭に新興勢力の1頭を合わせた3強という見方となっていた
まずレースの中心に推されたのはネオプリンセス、あの逃げっぷりが中距離でも通用するのかは春の不調もあって未知数だが、やはり前哨戦2連勝のインパクトは強い
鞍上も変わらず赤岡修次騎手が手綱を取るということで陣営の勝負気配も伺えた 距離という大きな壁へ、取り戻した自身のスピードでぶつかっていく

対抗格にはやはりヴァリヤンツリ、春の中距離準重賞・山桃特別勝ちのスズカマンボ産駒ということで距離への不安は感じられず、前哨戦の惜敗続きに断を打とうと立ち向かう

3強の最後は新興勢力のマイネルセボン、こちらは門別・王冠賞3着の実績があり、昨年の勝ち馬モズオトコマエと同じく距離適性にモノを言わせてここを狙いに来た様相だった

そしてこの3強ムードの中、内枠から虎視眈々と一発を狙う2頭がいた 2歳時に門別中距離戦を勝利、春の山桃特別でも3着に突っ込みこの距離への手応えがあるアウトスタンディンと、
アクシデント続きながら高知では6戦4勝・連対率100%の実績誇るロードカナロア産駒ジャンニーナである そしてスタートから2分11秒後、2頭は驚愕の走りを見せることになる


いよいよ高知クラシック最終戦、黒潮菊花賞のスタートが切られた ほぼ横一線のスタートからジャンニーナがハナを主張するもネオプリンセスが外から譲らず先頭に立つ
ヴァリヤンツリは中団を外から追走する形、その後ろからはアウトスタンディンも脚を溜める態勢を取るが、一頭位置取りにかなり苦しんでいる馬がいた マイネルセボンである
スタートから勢いがつかず後方へ下がり、道中もひっきりなしに鞍上が追っ付け続ける競馬 中団や先団後方辺りでレースをしたかったこの馬には、最悪の展開になってしまう
1周目のホームストレッチ、先頭で馬群を引っ張り前半41秒0という時計を刻んだのはネオプリンセス、だがややうるさい仕草を見せており、鞍上は折り合い重視でなだめに徹する
ここで動いたのがヴァリヤンツリである 終いの脚はあるがロングスパートのできないこの馬は勝負所までに先団へ位置を取りたい 早めに動いて仕掛け位置を確保しに向かったのだ
1000mを切って向こう正面へ、なおネオプリンセスは怪訝なく逃げる リードは2馬身と広がっていたが後続はまだ位置を上げるだけに止めて我慢、ここは泳がせて垂れるのを待つ
そして予感は的中する さすがに中距離でも快速逃げというわけにはいかなかった、ネオプリンセスが3コーナーで捉えられる これを機と見て後続が殺到し前は大混戦
ネオプリンセスを真ん中に内からはジャンニーナ、外はヴァリヤンツリ、3頭一団となって4コーナーから直線へ向く ここでネオプリンセスが力尽き後退、前は2頭の追い比べへ
内からジャンニーナ、しかし外からヴァリヤンツリが迫って捉えかける、だが最後の決め手が冴えない 実はヴァリヤンツリ、ずっと大外を回らされておりコースロスが激しかったのだ
これで前はジャンニーナが先頭に、その後ろから追ってくるのはウイントラゲットとアウトスタンディンで再び混戦へ、後続はアウトスタンディンの脚色が良く、一気に前へ接近
そして前で粘っていた2頭の手応えが鈍り、刹那の膠着 それを切り裂いたのは、アウトスタンディンの末脚だった 大混戦をまとめて交わし切り先頭でゴール板へ突っ込んだ
「もう重賞を勝つことはないと思っていましたが、中西君(調教師)のおかげで勝たせてもらいました。」かつて福山でその名を馳せた名騎手による渾身の騎乗が炸裂した
高知クラシック最終戦・黒潮菊花賞、伏兵アウトスタンディンの大外一気で幕を下ろす そして高知3歳世代の有力馬は最後の顔合わせへ、3歳戦線のフィナーレへ向かっていった

高知7R (重賞)第22回黒潮菊花賞 3歳
1着 3 アウトスタンディン 嬉勝則 2:11.1
2着 4 ジャンニーナ 宮川実 クビ
3着 8 ヴァリヤンツリ 西川敏弘 クビ
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f10%2f14&k_raceNo=7&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20181014&race=7
909名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)21:25:00 ID:24Z
2018年11月25日 第7回土佐秋月賞 1600m 天気:晴 馬場:重

前哨戦をネオプリンセスが破竹の勢いで連勝を遂げるも、本番の黒潮菊花賞で勝利を収めたのはアウトスタンディン 本当に一筋縄ではいかない高知3歳戦線もいよいよフィナーレ、
第7回土佐秋月賞の開催がやってきた その年の3歳馬限定戦はこれが最後で、つまり有力3歳馬たちが一堂に会するのもこれがひとまず最後ということになる
世代最後の重賞は3コーナーのポケット地点から火蓋を切るマイル戦、実績を積んだ馬が最後に勢力図の中心に立つか、思うように成績の振るわなかった馬が窮鼠の一発を見せるか
ここでもレースの中心にはネオプリンセスがいた 黒潮菊花賞は距離長く大敗を喫するも立て直しに選んだC1一般戦は快勝、調子は維持できているものと思われた
またマイル戦で先手を主張したいのであれば絶好のポジションといえる最内枠を引いたのもかなりの好材料、変わらず赤岡修次騎手を背に女王は戴冠式へ向かう

ここでは対抗格にアウトスタンディンが挙がっていた 黒潮菊花賞ではロングスパートの大外一気を決めて勝利、目下3連勝中の勢いも評価され、重賞連勝も十分と見られていた

ヴァリヤンツリは3番手評価まで後退も準重賞から黒潮菊花賞までの3戦を全て複勝圏にまとめる堅実な走りを見せており、自分の力は出せているのであとは展開次第と見られ、
また黒潮菊花賞で2着に突っ込んだロードカナロア産駒の3歳牝馬ジャンニーナや川崎の若手・瀧川寿希也騎手を乗せてきたマイネルセボンも一発の可能性を模索中といったところ

そしてもう一頭、唇噛んで勝利を狙う馬がいた 黒潮菊花賞4着のウイントラゲットである その黒潮菊花賞では鋭い末脚を見せて前に迫るも馬群を捌ききれずに4着惜敗、
レース後には永森大智騎手も「悔しかった」と100%の力を出し切ることができなかった騎乗を悔やんでいた それだけに、ここに懸ける思いもあっただろう


世代最後の重賞競走、土佐秋月賞のスタートが切られた 好スタートを切って今回もジャンニーナがハナを主張していくもネオプリンセスがこれを内から制して先手を取る
先団はこれにネイティブゴールドを加えた3頭で1コーナー、挑戦ともいえる単独での位置からヴァリヤンツリも前を睨み、中団でウイントラゲットが脚を溜めている
アウトスタンディンはやはり後方から馬の末脚に懸ける競馬、そしてまたもやスタート悪くマイネルセボンは後方から、黒潮菊花賞の二の舞になるがそれでも必死に追走をしていく
先頭で逃げるネオプリンセスは前半37秒9とやや速いペースでラップを刻んでいく、やや離されつつもジャンニーナが2番手で続き、この辺りでヴァリヤンツリも先団に取り付いた
残り800mを切って向こう正面から3コーナーへ、ここで中団や後方の各馬は動き出す アウトスタンディンも追い上げを始め、ウイントラゲットは鞍上が必死の様相で激しく追う
勝負所に入ってなおネオプリンセスが先頭、マイル戦ならば守備範囲といった感じで快速飛ばして逃げていく 2番手のジャンニーナはここで苦しくなり後退していく
前は4コーナーに向かって後続が前に殺到する、内からはヴァリヤンツリ、そして外からは赤い勝負服、ウイントラゲットがエンジンかかって前を猛追してきたのだ
直線に入りラスト200m、前はネオプリンセスを真ん中に、内はヴァリヤンツリ、外はウイントラゲットと3頭の競り合い、しかし外を回ったウイントラゲットの手応えは抜群だった
世代の強豪2頭を末脚で一蹴して突き抜けたウイントラゲット、勝利へ向かって長い猛追を続けた永森大智騎手の力強いガッツポーズと共に、先頭でゴール板を駆け抜けた
「なかなかしぶとい馬なので、(追っている)自分の体力がもてば良いと思っていました。」捨て身の猛追は悔しさを晴らすため、ウイントラゲットを栄冠へ導くため
勝利への執念は、まさに“赤い彗星”の如くダートコースを駆け抜けた 世代最後の重賞、土佐秋月賞はウイントラゲットの鋭い差し切り勝ちで終わりを迎えた
ここに、3月の土佐春花賞より激戦が繰り広げられた高知3歳戦線は幕を下ろした これから先、3歳から古馬になった馬たちはどんな活躍を見せてくれるのだろうか、期待したい

高知7R (重賞)第7回土佐秋月賞 3歳
1着 3 ウイントラゲット 永森大智 1:46.4
2着 6 ヴァリヤンツリ 西川敏弘 3馬身
3着 1 ネオプリンセス 赤岡修次 1/2
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f11%2f25&k_raceNo=7&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20181125&race=7
 
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910名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)21:27:00 ID:24Z
続いて高知2歳戦線回顧、7月29日2歳新馬・8月19日2歳新馬→黒潮ジュニアチャンピオンシップ→ペガサス特別→金の鞍賞の順でお送りします
911名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)21:31:00 ID:24Z
2018年7月29日 2歳新馬 800m 天気:曇 馬場:重

3歳馬や古馬が毎開催熱いレースを繰り広げる真夏の高知競馬場、この日は夏らしい日差しこそ厚い雲に遮られるも、大きな可能性を秘めたうら若き2歳馬たちによる初陣が始まろうとしていた
2015年に新馬戦が再開されてからの高知生え抜き第4世代による2歳新馬戦、出走馬の情報量もかなり少ない中、注目を集めたのはゴールドヘイロー産駒のグローサンドリヨンだった
またフリオーソ産駒の牡馬ガッサンドリーム、オーナーだけ違うもほぼフリビオン陣営というミリアンテースト、名牝系の流れを汲む能検メンバー最速のハロングロットルも注目されていた

レースのスタート、まずワンワールドラインが好スタートを切るも外からグローサンドリヨンが被せる、そして内からはハロングロットルが手綱を押して先頭を奪う形に
ミリアンテーストは先団後方も反応が悪く後退気味に、同じ位置にいたガッサンドリームはエンジンがかかって先団へ向かったところで4コーナーに差し掛かる
リードを3馬身広げてハロングロットルが飛ばしていく、追うグローサンドリヨン、さらにその後ろからガッサンドリームもやってきて直線を迎えた
ラスト150m辺りでガッサンドリームの末脚が鈍りこれで前はハロングロットルとグローサンドリヨンの争いに
そしてラスト100m、一気に加速がついたグローサンドリヨンが前を捉えてゴール板に飛び込んだのだった
ゴール寸前の鮮やか強襲、交わす瞬間にはもう鞍上が手綱を緩めるほどの手応えで新馬勝ちを収めたグローサンドリヨンは続く2歳一般戦でも勝利を収め、意気揚々と古馬へ挑戦状を叩きつけた

高知1R (特別)2歳新馬
1着 6 グローサンドリヨン 宮川実 0:50.7
2着 3 ハロングロットル 妹尾浩一朗 1/2
3着 1 ガッサンドリーム 倉兼育康 2.1/2
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f07%2f29&k_raceNo=1&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20180729&race=1


2018年8月19日 2歳新馬 800m 天気:晴 馬場:重

グローサンドリヨンの快勝劇でついに幕を開けた高知2歳戦線、そのおよそ3週間後に、もう一つの2歳新馬戦が開催された
ここで注目されたのはフジエルフィ、パイロ産駒の仕上がりの早さに加え、鞍上の宮川実騎手は前回の2歳新馬戦勝利で再開後の同競走最多3勝を挙げているという心強さもあった
その他にも赤岡修次騎手が騎乗するセイユウクイーン、能検メンバー最速のフリオーソ産駒スターサクラノといった内枠勢が主に人気を集めた形となった

レースのスタート、大外のニヨドオーソが出遅れるも他の9頭はほとんど一線のスタートで激しい先行争い、ここは手綱を押してセイユウクイーンが先頭を奪い切った
3馬身後方にラントゥユーとフジエルフィが陣取り、その2馬身後ろからスターサクラノがなんとか追走と勝負所に向かって馬群が散り散りになっていく
4コーナーに向かってセイユウクイーンのリードが一気になくなっていく、2番手から詰め寄るフジエルフィとラントゥユーで前は3頭の争いで直線に入る
ラスト200mで抜け出したフジエルフィ、追うセイユウクイーンは手ごたえ無くなり後退、その後ろからラントゥユーやスターサクラノが追い込んでくる
だがもう勝負は決していた、フジエルフィが後続の追い上げを振り切って先頭でゴール板を駆け抜けたのだった
“新馬戦の鬼”宮川実騎手と共に掴んだ新馬勝ち、これぞパイロ産駒という速さを見せつけて、11月の大舞台への切符を手にしたのだった

高知1R (特別)2歳新馬
1着 3 フジエルフィ 宮川実 0:51.5
2着 7 ラントゥユー 石本純也 3/4
3着 5 シェナパドメ 山頭信義 1馬身
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f08%2f19&k_raceNo=1&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20180819&race=1
912名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)21:35:00 ID:24Z
2018年11月18日 第3回黒潮ジュニアチャンピオンシップ 1400m 天気:晴 馬場:重

フリビオンが、ヴァリヤンツリが、レースの歴史にその名を刻んでいる黒潮ジュニアチャンピオンシップ、ここは高知生え抜き2歳馬によるチャンピオン決定戦である
2歳馬の減少により1998年8月12日以来施行を休止していた高知競馬のサラブレッド2歳新馬戦、それが約17年ぶりに施行再開となったのは、もう3年も前のことになる
ディアマルコが、フリビオンが、全国の地方競馬場にその名を馳せ、ハルノフェスタが、バーントシェンナが、高知競馬の一線級で活躍を収めた
“強い生え抜き馬”というものは、競馬組合の経営努力に、オーナーが素質馬を見抜き入厩させ、調教師が能力の完成まで仕立て上げ、騎手がその手綱で馬を勝利へ導かなければ生まれない
つまり、「競馬組合」という枠組みの中にいる全ての人たちの信念と努力による“結晶”なのである それ故に生え抜き馬はファンから実力以上の期待を受けることも多い
高知競馬は経営の大幅回復により、再び生え抜き馬という“結晶”を作り上げる決心をした そして、最初にその頂点を決める戦いこそ、黒潮ジュニアチャンピオンシップなのだ
さて、レースの中心に推されたのはアルネゴーだった デビュー2戦こそパッとしなかったが“追い込みのイク”倉兼育康騎手とコンビを組み始めた3戦目から能力が突然開花、
鋭く、そして長く使える末脚を武器にこの舞台へ駒を進めてきた 上がりタイムが目下4戦連続メンバー1位というデータからも、その末脚のレベルの高さを思わせた

対抗格にはハロングロットルが推された、デビュー時から考えると成績はこのメンバーの中では最も安定しており、名牝Best in showを5代母に持つ血の良さもこの馬を後押しする

その他、デビュー2連勝を収めたものの古馬混合戦であっけなく2戦連続大敗をして評価を落としていたグローサンドリヨン、
成績にムラはあるが鞍上が赤岡修次騎手とあり能力は確かと見られたシェナパドメといった辺りも上位争いに食い込んでくるか注目された


大きな希望を背に乗せて、高知生え抜き12頭がゲートから飛び出した 大外枠のグローサンドリヨンが好スタートを見せるも気合をつけてハロングロットルが先手を奪い切る
シェナパドメは先団の真ん中から機を伺っていく態勢と有力馬が先団に集まっていくが、アルネゴーは後方集団の内を追って脚を溜める競馬を選択した
各馬が位置取りを終えたところで前半のラップが出る、なんとここで計時されたタイムは23秒9、2歳戦とは思えないハイラップでレースが展開されていったのだ
それを先頭で刻んだのはハロングロットル、2番手からグローサンドリヨンがプレッシャーをかけていったため、それ故のハイペースとも考えられる
縦長の馬群が3コーナーへ飛び込んでいく、やはりここでハロングロットルは苦しくなった、明らかなオーバーペースで力尽きたのだ これを2番手から交わしていくグローサンドリヨン、
先団後方にいたシェナパドメなどはこのハイペースで手応えが良くなく、前を捉えられない しかしその後ろから、とんでもない勢いで前に迫っていく馬がいた アルネゴーの襲来である
元々先行集団の後ろには付けたかったが馬が行きたがらず後方から、向こう正面でも反応が全くなかったものの、倉兼騎手のゴーサインに応えた瞬間にこの末脚が飛び出した
怪我の功名とでもいうべきか、あっという間に4コーナーで先頭を奪って直線へ、ここで勝負根性のあるグローサンドリヨンが併せてきており前は2頭の競り合いになる
だがハイペースの先行馬と追い込み馬とではやはり完全に脚が違った 2頭の上がりタイム差1.4秒、異次元の上がり39秒台を繰り出したアルネゴーが、先頭でゴール板へ飛び込んだ
「調教した時も「かなり幼いな」という感じなのですが、それでこの足を使えるというのは、これからがすごく楽しみです。」大器を予感させる走りに、倉兼育康騎手も笑顔を見せる
素晴らしいパフォーマンスで高知生え抜き第4世代の2歳生え抜きチャンピオンの座に就いたアルネゴー、そしてこの馬が次に目指したのは、生え抜きの威信を懸けた一つの特別戦だった

高知7R (重賞)第3回黒潮ジュニアチャンピオンシップ 2歳高知デビュー馬
1着 2 アルネゴー 倉兼育康 1:32.7
2着 12 グローサンドリヨン 宮川実 1馬身
3着 6 ラントゥユー 石本純也 大差
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f11%2f18&k_raceNo=7&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20181118&race=7
 
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913名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)21:40:00 ID:24Z
2018年12月16日 ペガサス特別 1300m 天気:雨 馬場:重

高知生え抜き第4世代最初のチャンピオン決定戦・黒潮ジュニアチャンピオンシップをアルネゴーが制して約1か月、この日は2歳馬を対象に3つの特別戦が組まれていた
ペルセウス特別、ケフェウス特別、そしてペガサス特別である この中で最も高いランク付けをされていたのがペガサス特別であり、金の鞍賞前の実戦のために有力馬が集まっていた
そしてこの時期から、高知競馬、また地方競馬の2歳戦線にも当てはまる、ある勢力が転入をし始める それは“門別デビュー2歳馬”である
門別競馬場に建設された全長600m以上の坂路で調教し、また新馬戦が4月に開始されることから門別デビューの2歳馬は仕上がりが早く、それ故に能力の高い馬が多いのが特徴で、
高知だけではなく様々な競馬場に転入し、中でも能力の高い馬は南関東に移籍して大活躍を挙げたりなど猛威を振るう門別デビュー2歳馬、
そしてこのペガサス特別にも4頭が出走をしており、その中でも注目されたのは2頭、ヒゲクレイジーとニッセイオーである
ヒゲクレイジーは門別で1勝、また浦和でも1勝を挙げた直後に高知へ転入、ニッセイオーも門別1勝馬で2走前にその初勝利を挙げたばかりの馬だった
どちらもこの時期の転入ということは、金の鞍賞を取りに来たはず 鞍上にもトップジョッキーを迎え、本番を前に高知生え抜き馬を破らんとゲートインを迎えた

しかしもう他地区デビューからの転入馬におずおずと競馬をする高知生え抜きではない 高知生え抜き2歳馬の大将格として、アルネゴーが迎撃態勢を整えていた
鋭く長く伸びる強烈な末脚は門別デビュー2歳馬を相手にしても鈍らないと信じ、倉兼育康騎手と共にアルネゴーはゲートに向かう

その他、同じく高知生え抜き2歳馬として力を見せたいグローサンドリヨン、岩手デビュー馬で高知の古馬混合戦でも好走を見せていたキモンリッチも、虎視眈々と勝利を狙っていた


レースのスタート、ややバラついた各馬の中からハロングロットルが先手を主張する、続く2番手集団にはニッセイオーやヒゲクレイジーが続いていき、
その後ろからはキモンリッチとグローサンドリヨンも控える態勢を取る、アルネゴーも今回は先団後方から脚を溜めつつ機を伺う位置で競馬を展開していった
残り800mを切ってアルネゴーが追い上げを始めていく、それに合わせるようにして後方で脚を溜めていた各馬も位置を上げ始めて3コーナーへ、
なお逃げるハロングロットルがペースを上げていく、2番手のニッセイオーは焦らずまだ追走だけにとどめているが、3番手からはヒゲクレイジーとキモンリッチが追ってくる
ここで苦しくなったのがグローサンドリヨン、1300mはやや忙しすぎたか勝負所で後退、勝利争いからは脱落する それを横目にアルネゴーは内を突いて捲っていく
ラスト400mで先団は7頭が一団に、なお逃げるハロングロットルを捉える決め手が繰り出せずもがく各馬の内を突いて、ロスなく立ち回ったアルネゴーが2番手まで上がる
いよいよ直線に向いてラスト200m、ここでついにハロングロットルが捕まる 捉えたのは内からスルスルと抜けたアルネゴー、このままリードを広げて突き放しにかかった
だがここで門別デビュー2歳馬の意地が吼える ラスト100m、先行馬が後退していく中でニッセイオーだけが外からもう一度アルネゴーに迫っていく二枚腰を発揮、
しかしもう勝負は決していた 内で抜け出し粘り通したアルネゴーがニッセイオーの追撃を振り切って先頭でゴール板を駆け抜けたのだった
高知生え抜き第4世代2歳チャンピオン、門別デビュー2歳馬勢を粉砕 生え抜きの威信をかけたアルネゴーの優勝劇から、高知2歳戦線は最終戦を迎えることになる

高知3R (特別)ペガサス特別 2歳-1
1着 3 アルネゴー 倉兼育康 1:26.8
2着 5 ニッセイオー 西川敏弘 1/2
3着 2 キモンリッチ 林謙佑 1.1/2
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f12%2f16&k_raceNo=3&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20181216&race=3
914名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)21:45:00 ID:24Z
2018年12月28日 高知市長賞典 第40回金の鞍賞 1400m 天気:晴 馬場:重

夏の新馬戦から始まり、黒潮ジュニアチャンピオンシップ、ペガサス特別など2歳馬が激戦を繰り広げてきた今年の高知2歳戦線もいよいよ最終章、金の鞍賞の開催を迎えた
黒潮ジュニアチャンピオンシップが生え抜き2歳チャンピオン決定戦なら、金の鞍賞は他地区からの転入馬も合わせた高知所属の全ての2歳馬の頂点を決める一戦である
今年で40回のメモリアル開催、長い歴史を持つ伝統の重賞競走は、高知所属の2歳馬にとって最後にして最大のビッグタイトルなのだ
今回もレースの中心にはアルネゴーがいた 6戦連続上がりタイムメンバー1位という強烈な末脚を武器に3連勝中、今や高知生え抜き第4世代の期待を一身に背負う存在でもあった
鞍上の倉兼育康騎手とはタッグを組んで5戦5勝、“追い込みのイク”との黄金コンビで絶対王者を宣言するために、アルネゴーは勝負の時をただ待っている

対抗格に推されたのはやはりニッセイオーだった ペガサス特別でも抜け出したアルネゴーにただ一頭食らいつく強い競馬を見せており、逆転も十分可能な位置にいる
当日の馬体重増により馬体が肥えてしまったのが不安ではあったが、今日の馬場は前残り 先行策から後続を迎撃する体制は整っているように見えた

また2歳馬ながら古馬混合戦で2度の3着があるものの成績が安定しないキモンリッチ、高知生え抜きの意地を見せたいグローサンドリヨン、
雑賀正光厩舎の新星候補スッポン、転入初戦のペガサス特別こそ大敗したものの叩いて2戦目の上昇に期待がかかったヒゲクレイジーも勝機をひたすらに伺う


高知2歳馬真のチャンピオン決定戦、金の鞍賞のスタートが切られた 好スタートから気合をつけてグローサンドリヨンが先手を伺うも外からエメドレサージュが制して先頭へ
先団後ろにはニッセイオーやキモンリッチにヒゲクレイジーとやはり有力馬が先団を形成していき、その後ろの中団でスッポンが脚を溜める競馬を選択、
そしてアルネゴーは再び後方追走から末脚に懸ける競馬を選択した 今日の前残りの馬場で自分の競馬を貫き通すことが吉と出るか凶と出るか、まだ誰もわからない
各馬が2コーナーから向こう正面へ、前半のラップは24秒0とここも速い時計が記録された それを刻んだのは内からもう一度先手を取ったグローサンドリヨンである
そこにプレッシャーをかけていく2番手のニッセイオー、その後ろからはヒゲクレイジーとキモンリッチの2頭が前に接近していって3コーナーを迎える
勝負所を迎えて前と後ろの馬群は差があるものの全体でみれば10馬身ぐらいの固まった隊列に、前は混戦となってそれでもグローサンドリヨンが先頭を守り続ける
ここで苦しくなった馬が一頭、2番手のニッセイオーだった やはり馬体重増が応え、反応を悪くして下がってしまう それを内からヒゲクレイジーが交わして2番手へ
さらに外からキモンリッチも迫って前は3頭が並び4コーナーへ、やはりここでやってきた、アルネゴーが大まくりを見せて先団へ取り付いたのだ これで前は4頭に
そこからキモンリッチが後退し3頭の併せ馬となって直線を向いた ラスト200m、アルネゴーが突き放しにかかるもヒゲクレイジーとグローサンドリヨンが必死に食い下がる
ラスト100m、内から一気に盛り返したヒゲクレイジーが先頭、しかしアルネゴーはまだ手応えを残していた 一閃の末脚王者の証、アルネゴーが先頭でゴール板へ飛び込んだ
「2歳でこれだけの末脚が使える馬はなかなかいないし、乗っていても良く走ってくれる」倉兼育康騎手が馬上で感じた手応えは、レースのパフォーマンスとなって表れた
黒潮ジュニアチャンピオンシップと金の鞍賞を制し、アルネゴーが絶対王者を宣言してその幕を下ろした高知2歳戦線、
2歳馬が3歳を迎える2019年、クラシックレースの戦いや高知優駿での他地区馬との激突を通して、各馬は一体どんな成長をしてくれるのだろうか、今から非常に楽しみである

高知7R (重賞)第40回金の鞍賞 2歳
1着 10 アルネゴー 倉兼育康 1:32.9
2着 3 ヒゲクレイジー 岡村卓弥 1/2
3着 1 グローサンドリヨン 宮川実 1.1/2
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f12%2f28&k_raceNo=7&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20181228&race=7
915名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)21:47:00 ID:24Z
最後に秋~冬の高知古馬戦線回顧、珊瑚冠賞→アンライバルド賞→黒潮マイルチャンピオンシップ→横浜特別→高知県知事賞の順でお送りします
916名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)21:50:00 ID:24Z
2018年9月17日 JBCクラシック指定競走 第30回珊瑚冠賞 1900m 天気:晴 馬場:重

黒船賞戦線回顧から高知2歳戦線回顧まで9回に渡ってお送りした高知競馬総集編2018、最終回の第10回は秋~冬の高知古馬戦線で繰り広げられた激戦を辿り終わりとしよう
夏の高知古馬戦線が終わって1か月後、秋~冬の高知古馬戦線が幕を開けようとしていた 最短1400mから最長2400mまで、高知競馬の真の王者を決める戦いが始まる
その初戦は第30回を迎える珊瑚冠賞、春の二十四万石賞と並び立つ中距離の重賞レースであり、2017年は3歳のフリビオンが古馬を一蹴した舞台だ
ここでレースの中心に推されたのはイッツガナハプン、春の二十四万石賞勝ち馬で前走は遠征しスパーキングサマーカップで1着馬とコンマ5秒差の7着に入線した馬である
春はその二十四万石賞やだるま夕日賞で勝利を挙げたものの展開の不利も多く完全燃焼はできなかった ならば秋、この珊瑚冠賞から幸先良いスタートを切りたいはず

対抗格にはキープインタッチが挙がった 前走の建依別賞で3着と敗れるまで高知で無傷の4連勝、長い距離への適性は過去の実績が示しており、逆転の目も十分だった

さらに建依別賞では上がり37秒9という異次元の末脚を繰り出しながら4着に敗れたエイシンファイヤー、一線級の馬たちと好勝負に持ち込むがいつも善戦にとどまるチャオ、
そして鋭い末脚で前を食らいにかかる重賞馬ワイルドコットンも人気を集めたが、今日の馬場が極端な前残り馬場であったことが中団待機勢を苦戦に追い込んでいく


秋~冬の古馬戦線開幕、珊瑚冠賞のスタートが切られた 800mハロン棒地点から3コーナーへの先手争いは外からマイネルバルビゾンが制して単騎逃げに持ち込んでいく
その後ろからイッツガナハプンとチャオが先団に向かう キープインタッチは中団から脚を溜める態勢、エイシンファイヤーやワイルドコットンは追い込みの競馬を選択した
1周目の4コーナーからホームストレッチへ、馬群は縦長になったが前半39秒9と極端に速い時計ではなく、淡々とこのペースを逃げるマイネルバルビゾンが刻む
ここで好位の2番手まで上がったのがチャオ、マイネルバルビゾンに楽な競馬はさせまいと、外からプレッシャーをかけに行く これをイッツガナハプンは4番手から静観
馬群は再び2コーナーから2周目の向こう正面へ向かう ここで後方集団の各馬が追い上げを始め、エイシンファイヤーやキープインタッチが先団に迫っていく
前は勝負所の3コーナーへ飛び込んでいく、最後方にいたワイルドコットンもようやく追い上げて馬群に取り付いたところで先頭から最後方までは5馬身ぐらいに凝縮
しかし凝縮された後は捲ってくる馬がいなかった、後方各馬も良い手応えで追い上げたにも関わらずどの馬も全く抜け出せずにもがいている
これには二つほどの理由が考えられた 一つ目は展開、極端に速いペースでもないのに馬群を見切り後方につけたが、追い上げても前はまだ苦しくなく抜け出せないということ、
そして二つ目に馬場があった 今日は後方の馬には伸び一つにもかなり力の要する所謂前残り馬場、乾いていて重いこの馬場は、後方馬の手応えを奪うにはもってこいだった
馬群は三分三厘から4コーナーへ、ここでイッツガナハプンが抜け出しに成功して3馬身のリードを得る 後方からはエイシンファイヤーがなんとか上がってきて直線へ、
ラスト200m、先頭はイッツガナハプンで3馬身のリード変わらず、後方の馬も猛追する ラスト100m、ここでエイシンファイヤーに加速がついて一気に追い込んでくる
そしてラスト50mでエイシンファイヤーがイッツガナハプンの尻尾を捕まえた、だが、そこから伸びない もう手応えは2頭とも同じで、ここで勝負がついた
春の二十四万石賞に続いて、春秋高知1900m重賞連覇 イッツガナハプンが先行策から押し切って先頭でゴール板を駆け抜けた
「田中調教師とは行けるところまで行ってみようと話をしていました。」馬の実力を信じて、完全燃焼へ 赤岡修次騎手は爽やかな表情でお立ち台に立った
やはりイッツガナハプンの実力は本物、強い競馬で今年の重賞3勝目を挙げ、意気揚々と名古屋の大舞台へ駒を進めていったのだった

高知7R (重賞)第30回珊瑚冠賞 3歳以上
1着 5 イッツガナハプン 赤岡修次 2:06.4
2着 4 エイシンファイヤー 西川敏弘 1馬身
3着 8 チャオ 岡村卓弥 1.1/2
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f09%2f17&k_raceNo=7&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20180917&race=7
917名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)21:56:00 ID:24Z
2018年10月21日 高知佐賀スタリオンシリーズ アンライバルド賞 1400m 天気:晴 馬場:良

イッツガナハプンが己の能力に挑戦し、勝利を収めた珊瑚冠賞から1か月 10月にはクラス編成もあり各組顔ぶれも変わった中で、白熱の準重賞競走が幕を開けようとしていた
春のトーセンジョーダン賞と同じく優勝馬のオーナーにはアンライバルドの種付け権が贈られるこのアンライバルド賞、
距離は1400mと秋~冬の高知古馬戦線の中では最も距離の短い競走、2017年にはこの競走を制したワイルドコットンが続く黒潮マイルチャンピオンシップで初重賞制覇を挙げている
そして今回のレースは高知競馬のみならず中央競馬ファンからも少し注目を浴びた一戦になっていた その理由はただ一つ、ある“超大物新馬”がこのレースに駒を進めたからだ
2016年東海ステークス2着、2017年総武ステークス優勝、かの“南海の闘将”マルカイッキュウを思い起こさせるような成績を引っ提げて高知へやってきたモンドクラッセである
なぜこんな馬が高知へやってきたかというと、それはサラブレッドオークションへの上場がきっかけだった 7歳にして手術が必要なレベルの喉鳴りを発症し、止む無く上場された
これに目を付けたのが高知競馬の馬主資格を持っている梶原哲朗氏、110件もの入札があった中で417万円を提示し見事に落札を成功させ、そして高知競馬へ移籍したというわけだ
本来の能力ならばこの舞台は勝って当然、それが故にこの馬の単勝オッズは1.8倍もの圧倒的な人気になった しかし、やはり最大の懸念は喉鳴りによる競走能力の低下だった

モンドクラッセに好き勝手されては高知A組馬の面目が立たぬと対抗格にはセトノプロミスが推された レースに至るまでの過程はどうあれ実績馬、高い評価を得ている
またこういった重賞の舞台ではあまり見られない松木啓助調教師と赤岡修次騎手のタッグということも不気味さを醸し出しており、それ故の人気になったともいえよう

その他、前走で古豪サクラシャイニーを撃破し高知初勝利を挙げたキングライオン、珊瑚冠賞2着から更なる上昇を狙うエイシンファイヤー、
B組選抜戦での大敗が気になるものの勢いそのままの勝利が期待されたクインズトロブラボ、珊瑚冠賞でも3着に入るなどとにかく善戦を続けるチャオも虎視眈々と一発を狙った

 
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918名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)21:56:30 ID:24Z
レースのスタート、ここは有力馬のセトノプロミスとエイシンファイヤーの2頭が遅れる形となり、セトノプロミスは中団から、エイシンファイヤーは離れて最後方からレースを進める
先手を制したのはエナジータウン、そこにクインズトロブラボやケンキャクハーバーが競っていく形となり、その後ろからはキングライオンも続いて先団は4頭が形成、
中団にはセトノプロミスやチャオがいて、モンドクラッセはスタートの行きっぷりが良くなく後方の2番手から競馬を進めていく
1コーナーから2コーナーへ、前半は良馬場の影響や位置取りで前が競ったため24秒1のハイラップが刻まれる、なお前は怪訝なくエナジータウンが単騎逃げる
続いて2コーナーから向こう正面に入ったところで後方の馬が動いた、エイシンファイヤーが早くも追い上げを開始したのだ じっくりと、一完歩ずつ後方から位置を上げていく
これに合わせるようにモンドクラッセも追い上げを開始し、この2頭が馬群を捲りつつ3コーナーへ、前は苦しくなったエナジータウンをケンキャクハーバーが交わしにかかっていた
前は4コーナーへ向かう、ここでケンキャクハーバーが先頭に立ったところで、エイシンファイヤーとモンドクラッセ、どちらの捲り脚が速いか 軍配はエイシンファイヤーに挙がる
そもそもロスなく内を通って手応えも十分残していたエイシンファイヤーに比べ、随分と大外を回されたモンドクラッセは苦しくなってしまいもう前に迫れなくなっていた
いよいよ4コーナーから直線へ、ここでエイシンファイヤーの鞍上が好判断を見せた 良馬場で使えると判断した最内を思い切って突く、西川敏弘騎手の十八番“最内強襲”が炸裂する
そして直線に入り抜け出した瞬間に、勝負は決した およそ900mの超ロングスパートから突き抜けたエイシンファイヤーが、先頭でゴール板を駆け抜けた
「脚質的にも動きとしても高知にあっている馬なのかなとずっと感じていました。」珊瑚冠賞の鬱憤を晴らすようなエイシンファイヤーの快勝劇を、西川敏弘騎手もお立ち台で称えた
炎の末脚夜空を焦がす、エイシンファイヤーの力と西川敏弘騎手の技が融合した、まさしく人馬一体の勝利で意気揚々と黒潮マイルチャンピオンシップへ名乗りを上げたのだった

高知11R (準重賞)アンライバルド賞 3歳以上
1着 5 エイシンファイヤー 西川敏弘 1:32.0
2着 2 チャオ 岡村卓弥 2馬身
3着 3 ケンキャクハーバー 永森大智 1/2
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f10%2f21&k_raceNo=11&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20181021&race=11
919名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)22:00:00 ID:24Z
2018年11月4日 第14回黒潮マイルチャンピオンシップ 1600m 天気:晴 馬場:良

2018年11月4日、高知競馬所属のディアマルコが中央競馬開催のJBCレディスクラシックに挑み完走を果たした歴史的な日でもあるが、その夜にも激戦の重賞競走が開催されていた
イッツガナハプンが珊瑚冠賞を、エイシンファイヤーがアンライバルド賞を制し盛り上がりを見せる秋~冬の高知古馬戦線、舞台は再び重賞へ、黒潮マイルチャンピオンシップを迎える
第1回こそ1997年と古いが2001年から2008年までは高知競馬の経営低迷もあり休止、2009年よりまた歴史を刻み始め、今年で14回目となる高知マイルの頂上決戦である
11月といえばJBC競走などのダートグレード競走が多く施行される時期だが、そういった遠征を控えていない高知所属馬にとってはこのレースはぜひとも使って、そして勝ちたいところ
また12月の総の国オープンなどに出走する予定を控えている馬にとってもこの舞台は腕試しにちょうどいい舞台で、毎年好メンバーによる激しいレースが展開されている
そんなこの競走の中心に推されたのはサクラインザスカイ、夏にはトレノ賞で重賞初制覇を成し遂げ、門別所属時代と合わせて高知で10戦連続連対中という圧巻の成績がこの馬にはある
だが9月30日に出走予定だったレースが台風で流れてしまい結局実戦がトレノ賞以来という不安があった 久しぶりの実戦で実力は発揮できるのか、赤岡修次騎手の手綱にも注目が集まった

対抗格に推されたのはコスタアレグレ、中央交流戦2連勝やダートグレード競走でも見せる中央勢に食らいついていける先行力は魅力で、
通算で初めてとなるマイル戦となった前走のマイルチャンピオンシップ南部杯でも果敢に先行し地方馬最先着の8着という結果を得るなど、その高い能力には期待が高まっていた

その他、アンライバルド賞を快勝した末脚強烈なエイシンファイヤー、鞍上が乗り替わりで松木大地騎手と不安要素は多いものの過去の実績から評価を受けたモンドクラッセ、
キープインタッチは鞍上の乗り替わりや珊瑚冠賞4着に加え10月のクラス編成でB組に降級した後の選抜戦で辛勝したことが人気を落とす要因にはなったものの、それでも前を向いた


過去の勝ち馬がロール形式で紹介されるゲートの電光掲示板の下、11頭がゲートから飛び出した 好スタートからコスタアレグレやサクラインザスカイ、ケンキャクハーバーが先手争いへ、
しかしここはマイルの最内枠、絶好の位置から勢いよくコスタアレグレが先手争いを制して先頭に立つ ケンキャクハーバーが2番手で、サクラインザスカイがその後ろへ
中団からはスタート遅れたものの内を通って6番手まで上がったキープインタッチが続いて、やはり後方集団からはエイシンファイヤーが虎視眈々と追い上げの機を計っていた
前半は37秒7と速めのラップが刻まれる、当然そのレースを先頭で引っ張るのはコスタアレグレである 主導権を握り、思い通りの展開へ運んでいく
ケンキャクハーバーも追走はするが前にプレッシャーをかけることができずただ静観の2番手とレースは完全にコスタアレグレのペースで進んでいった
残り800m辺りで後方で控えていた馬たちが追い上げを開始する、それから100mほど過ぎて先団の各馬も単騎逃げるコスタアレグレを捉えようと一気に迫ろうとする
だが、コスタアレグレに近づくことができない 37秒7のラップで逃げていたはずなのに、スピードの出る良馬場を一完歩ずつ楽しんでいるように、涼しい顔でコスタアレグレは逃げていく
4コーナーへ向かってキープインタッチとチャオがいい手応えで前を追う、サクラインザスカイやエイシンファイヤーが馬群に沈んだ今、この2頭だけが前を追撃できる
しかしそれも叶わなかった 直線入り口で気合をつけ、ラスト100mでステッキを入れたコスタアレグレはさらに二枚腰を発揮 まさに完璧なレース運びから、先頭でゴール板を通過した
「今日の馬場ではペースが速いとも思ったのですが、直線に向いたときに、まだ反応してくれたので、これは行けると感じました。」倉兼育康騎手はお立ち台でレースをこう振り返る
重賞初制覇にして絶対王者が如き圧巻の内容、コスタアレグレに黒潮マイルチャンピオンシップの栄冠は輝いた そして12月の南関東へ、志高く持って遠征へ臨んでいった

高知7R (重賞)黒潮マイルチャンピオンシップ 3歳以上
1着 1 コスタアレグレ 倉兼育康 1:45.3
2着 7 チャオ 岡村卓弥 3馬身
3着 2 キープインタッチ 宮川実 アタマ
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f11%2f04&k_raceNo=7&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20181104&race=7
 
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920名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)22:07:00 ID:24Z
2018年12月15日 横浜特別 1600m 天気:晴 馬場:重

珊瑚冠賞はイッツガナハプンが、アンライバルド賞はエイシンファイヤーが、黒潮マイルチャンピオンシップはコスタアレグレが制し、まもなく大詰めも迫る秋~冬の高知古馬戦線、
戦線のフィナーレとなる高知県知事賞を前に、2018年からはある一つの準重賞が新設されていた その名、横浜特別 高知県高知市に実在する地名より取った新設準重賞競走である
一昨年よりA組選抜戦で見られていた短距離馬の2018年総決算でもあり、知事賞を目指す上がり馬にとってのステップレースといった立場でもある、それを1つのレースとして行う発想
また準重賞にすることでクラス下位の馬にも門戸を開き、2016年のイッツガナハプンのような馬がここで力試しを行い、路線を面白くしていくといった思惑もあった
さて、このレースはなかなか役者の揃った感じとなった 知事賞やここで総決算をしたい実績馬、あるいは上がり馬やここが転入初戦といった新興勢力も登場、
そんなメンバーの中で注目を集めたのはティアップリバティ、体調の脆さが故か満足にレースへ使えない日々は続いたものの、なんだかんだでシーズン6戦5勝・重賞2勝・準重賞1勝
また2017年の高知県知事賞で3着にも入ったことから、短距離で実績を残しここを知事賞のステップとして使うという、横浜特別のカラーにぴったりな馬こそこの馬だった

次に対抗格、ここにはなんとモンドクラッセがいた 実は前走のA組一般戦で馬が変わったような5馬身差圧勝劇を見せたことで評価は現在うなぎのぼり
もともと実績は高知競馬の中でもピカイチの存在のため、それに実力が再びついてくれば人気が集まるのも当然、そしてここは大物食いへ虎視眈々

その他、前走のA組選抜戦での惨敗や鞍上の乗り替わりなど懸念要素がたくさんある中でも評価を維持したキープインタッチ、
2018年1月に南関東の準重賞競走・チバテレ盃を勝っており、これが高知への転入初戦となるグレナディアーズ、底力高く渋い活躍を続ける名脇役ヒロノカイザー、
また最下位人気ではあるが、他地区重賞2勝馬で年齢を重ねた今でも強烈な末脚を持っている9歳馬ナリタポセイドンも格上挑戦ということで少し注目をされていた


レースのスタート、まず好スタートから6枠のモンドクラッセが被せていく、だが好ダッシュからやはりティアップリバティが鋭くこの先手争いを制して先頭へ、
これを3番手の外から追うヒロノカイザー、グレナディアーズはさらにその外から中団へ、キープインタッチは馬群を見る後方2番手から、そして離れた最後方にナリタポセイドンがいた
1周目のホームストレッチで位置取りを終えた各馬の隊列は一団、その中で前半は38秒3というまずまず速いかというペース、それを刻んだのはティアップリバティで向こう正面へ
ここで外からモンドクラッセが前にプレッシャーをかけていく、これを嫌ったティアップリバティが少し追って後ろとの差を1馬身半ほど離した態勢に
馬群は3コーナー、勝負所へ飛び込んでいく ティアップリバティは後続に捲らせまいとペースを上げていく、モンドクラッセは捲ろうと一気に接近していき、この2頭で一騎打ちの様相
この時中団や後方にいた各馬は必死にもがいていた 道中の馬群が一団だったため、最後方にいたナリタポセイドンを除けば逃げ馬と同じようなペースで続いたために手応えを失っていたのだ
そのナリタポセイドンが最後方から一気に脚を使い4着入線を果たすも、それ以外の馬は勝負争いどころか掲示板争いもままならない状況となっていた
さあ前は直線に向かってラスト200m、ここでティアップリバティがロスなく内を回って後続を突き放す モンドクラッセも必死に抗い脚を伸ばす
だがもう勝負は決していた 最終的に後続とのリードは3馬身、ティアップリバティが先頭でシーズン6勝目のゴール板を通過したのだった
これは赤岡修次騎手の手綱も見事だった、ロスなく内を回って逃げつつうまく馬群を引き寄せて後続の追い上げを封じる 馬の強さを信じ、それを最大限発揮させるための好騎乗
快速牝馬ティアップリバティ、高知県知事賞へ名乗りを上げる 22年ぶりの牝馬制覇へ、意気揚々と2018年最後の夜へ向かっていった

高知5R (準重賞)横浜特別 3歳以上
1着 4 ティアップリバティ 赤岡修次 1:45.8
2着 6 モンドクラッセ 倉兼育康 3馬身
3着 2 クレスタラン 宮川実 3/4
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f12%2f15&k_raceNo=5&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20181215&race=5
 
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921名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)22:15:00 ID:24Z
2018年12月31日 Grand prix 第49回高知県知事賞 2400m 天気:晴 馬場:重

振り返れば、今年の高知競馬も様々な出来事が、名勝負が、喜劇が、悲劇があった
牡馬を蹴散らす快速牝馬の登場、高知競馬の期待を一身に背負った勇者の墜落、若武者2人の重賞初制覇、高知クラシック最高のタイトルを奪取した筑紫の優駿、
兵庫の地で再び嘶いた福山の優駿、地方競馬の古馬女王へ、中央競馬の最高グレードレースへ登り詰めた夜空の女王、超新星2頭の快進撃、下克上に競走生命を懸けた過去の実績馬たち、
福山の名騎手が再び手にした重賞勝利、名伯楽2人の金字塔、頂点に立った若き敏腕、2歳にして世代を極めた絶対王者、赤い彗星VS優勝請負人の高知リーディング争い・・・
高知競馬場に魅せられる理由の一つに“情熱”がある それは2000年代に身を削り存続のために戦い、どん底の苦汁を舐めた高知競馬のホースマンと関係者全てに生まれたものであり、
それこそ高知競馬が魅力あるレースを開催できる理由の一つだろう 常に勝利を目指し、勝負を挑む そこに競馬の面白さも存在している
苦しい時代を知らない若手騎手などにもその情熱は師匠である調教師などから受け継がれている 再び苦しみの時代が訪れないように、これからもここが、“競馬”に心血を注げるようにとの願いを込めて

2018年、日本競馬で行われる最後の重賞競走、第49回高知県知事賞 伝統の長距離戦で、平成最後の高知競馬最強サラブレッド決定戦が幕を開ける
今回のレースで最も注目を集めたのはイッツガナハプンだった 2017年の高知県知事賞では馬が周回を間違えてレースをやめてしまう前代未聞のアクシデントでまさかの12着大敗を喫する
やはり競馬の主役はいつだって競走馬、状態がいくらよくとも、馬の気持ちや考えでレースの結果などどうとでもなってしまう それは人間にはコントロールできない、それも“競馬”なのだ
だが、2度と同じ失敗を繰り返したくはない、2016年には高知県知事賞で2着に入っている その時の走りを思い出せれば勝利も見えるはず、願いと祈りのゲートイン、果たしてどうなるか

対抗格にはティアップリバティが挙がった 牝馬ながらシーズン7戦6勝・重賞2勝・準重賞2勝の驚異的な成績を残しており、また距離の実績も2017年の高知県知事賞で3着と問題はない
鞍上は宮川実騎手に乗り替わりとなったが、これは赤岡修次騎手がイッツガナハプンの主戦騎手である手前、3回目の知事賞挑戦となる今年は乗るという決め事を交わしていた事情もあった
今年初めて地方競馬リーディングトレーナーに輝いた打越勇児調教師へ最高の締めができるよう、弟子である宮川実騎手はこの舞台に懸けていた

そしてもう一頭、人気を集めた存在がいた 昨年の高知県知事賞覇者、フリビオンである これが復帰3戦目となる高知県知事賞、昨年ほどの調子には戻らなかったが、それでも出走を果たした
2018年の元旦にはフリビオンのたてがみ入り飛躍開運お守りも配られ、次代の高知競馬を担うエースとなるべきはずだった馬 苦しんだ春先の不振から味わった8か月間のブランクは大きかった
「筋肉が戻って来れれば」西川敏弘騎手はジョッキーズトークでフリビオンをこう語った この馬の瞬発力と持続力の高い末脚を支えたのは筋肉、それを失くした今、どんな走りを見せるのか

その他、元中央オープン馬でB組選抜戦2連勝からやってきていたサクラエール、とにもかくにも善戦マンなチャオ、
過去に2500mの水沢・北上川大賞典を勝利した経験もある末脚強烈なナリタポセイドン、前走でフリビオンを末脚で千切ったハイセイコー記念馬ミサイルマンもこのグランプリに勝負を挑んだ

922名無しさん@おーぷん:19/01/11(金)22:15:30 ID:24Z
白熱のクアッドターンサバイバル、Grand prix 第49回高知県知事賞、強豪馬12頭を迎え入れたゲートが開いた スタートは各馬横一線、長い戦いに備えて位置取りはゆったりとした流れに
先手を取ったのはやはりティアップリバティ、それを追いかけてミサイルマンが先行策で2頭が馬群をやや離す形、中団前方からは内を通ってチャオがいて、外からフリビオンも接近
中団後方からはなだめつつもサクラエールが続き、その後ろから最内を通ってイッツガナハプンも追走する 後方2番手からナリタポセイドンはやはり末脚を溜める態勢に入った
各馬は無用な戦いを避け自分の競馬や折り合いをつけることに徹したためペースは落ち着いた 1周目の向こう正面から、フリビオンは早くも追い上げを開始して先団へ迫っていく
3コーナーから4コーナー、2周目のホームストレッチに移るところでフリビオンは外から4番手まで進出、西川敏弘騎手はとにかく馬を信じて、勝つ競馬へ挑むことを選択した
2周目のホームストレッチを終えて1コーナーから2コーナーへ、やや後方は縦長の隊列も中団は固まっており、1000mを切ったところで各馬が追い上げを始めていく
2周目の向こう正面へ、ここでまたしてもあの馬に悪夢は襲い掛かった、イッツガナハプンである 赤岡修次騎手がいくら促しても反応をせず、ただズルズルと下がっていってしまう
距離が長すぎたとか、故障を発生したわけでもない イッツガナハプンは自分の意志で、またもや完全に競馬をやめてしまっていた いくら名手でも、こんな事態に対応はできない
他にもここで苦しみ始めた馬が一頭、それはフリビオンだった 先行策から勝つ競馬で、強い頃の気持ちで臨んでいた、だが今のフリビオンは、やはりそれに応えられる能力を持っていなかった
イッツガナハプンとフリビオンは勝負所を前にして勝利争いから完全に脱落した、となるとティアップリバティはどうか だがこの馬は違った 淡々とラップを刻み、なお涼しい顔で逃げている
2017年のフリビオンのような圧倒的存在はここにはいない いや、この状況ではティアップリバティこそが、圧倒的な存在といえた
4コーナーから最後の直線へ、ティアップリバティにステッキが入って後続を突き離す、後続から追ってきたチャオとミサイルマンには、前を交わす力が残っていない これで、レースは決着した
タイム2分43秒5、2着との着差3馬身、快速牝馬ティアップリバティが、快速女帝となった瞬間 22年ぶり3頭目、牝馬が先頭でゴールラインを通過した
「自分も良い馬に乗せてもらい、大役を任せられているので、結果を出すのに必死だったのですが、こういう締めくくりができて良かったです。」宮川実騎手はサラっとした表情でお立ち台に立つ
ガッツポーズでゴールラインを通過後、2着馬チャオの鞍上岡村卓弥騎手と拳で軽くタッチをした その時の気持ちたるや、もはや言うまでもない
ここに、2018年の高知競馬全路線はその幕を下ろした 長浜の海より陽がまた昇れば、2019年は始まっていく 
今年はどんな年になるだろうか、あの馬がこんな活躍をしてくれるだろうか、あの騎手はどれだけ勝利を挙げてくれるだろうか、あの調教師は今年も素晴らしい活躍をしてくれるだろうか
各々が物思いにふけつつ、帰路につく 今年の黒船賞戦線の初戦、大高坂賞の開催ももうすぐである 2019年の高知競馬が更なる飛躍を遂げてくれることを心から願いたい

高知7R (重賞)第49回高知県知事賞 3歳以上
1着 4 ティアップリバティ 宮川実 2:43.5
2着 2 チャオ 岡村卓弥 3馬身
3着 5 ミサイルマン 別府真衣 アタマ
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2018%2f12%2f31&k_raceNo=8&k_babaCode=31
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?track=kouchi&date=20181231&race=8
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
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