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今日聴いたCDを挙げるスレ

1名無しさん:2014/03/06(木)00:36:11 ID:8j6k1YiCG()
とりあえずナクソスのディーリアスアルバム
142BOCONON :2016/12/13(火)13:45:35 ID:lqm
しかしまあ,そんなことはどうでもいいのだ。
何にしても,オレ個人としては「こういう演奏はちょっと違うと思うな」としか
思われず,ちょっと無理なCDであった。

まあ,この曲,池袋の街を歩いていたら,例の小林秀雄の体験談のように突然
ランパル/ラスキーヌの演奏が耳元で鳴ったような感じがしたので,CDが欲しく
なったのだった。でもCD店に行ったら,定評のある名盤と云ったCDがなく,仕
方なしに買ったものだから,誰のせいでもない。結局オレが悪いのである。
今度似たようなことがあったら,その時は中古レコード店に行こうっと。
143BOCONON :2016/12/15(木)09:05:49 ID:A5K
【『トルコ行進曲/プロティッチ・モーツァルト・リサイタル』】
 スヴェトラ・プロティッチ

聞いたことのない演奏家だし,録音場所が入間市市民文化会館だったりして「どういう人
なんだろ?」と思ったが,後で聞いた話では割と最近まで同志社女子大で教えていた人な
んだそうな。
まさか「だから日本人の好みがよくわかっていてそれに合わせて演奏した」というわけでも
あるまいけれど,このCDは良い。非常に良い。「何も足さず何も引かない」と云った演奏な
のに不思議と聴き入ってしまう。僕はピリスなんぞよりよほど良い演奏だと思うな。
144BOCONON :2016/12/20(火)11:20:32 ID:LqH
【ムソルグスキー:《展覧会の絵》/ラヴェル《高雅にして感傷的なワルツ》】
 イーヴォ・ポゴレリチ

ラヴェルは僕はどうでもいいので,『展覧会の絵』目当てで買ったCD。ラヴェル編曲の管弦楽版は
僕には面白くない。「これはどうも違うな ...」と思う。「なんだか映画音楽みてえ」と。
これはしかし,話があべこべで,映画音楽の作曲家たちがクラシック音楽に学んだせいで似た響きが
するのだろう。この『展覧会の絵』も昔の恐怖映画みたいな感じのするところがあちこちある。『禿山
の一夜』と言い,ムソルグスキーには怪奇趣味のようなものがあり,ホラー好きの多いゲイの男らしく
ラヴェルもその辺に感応したのだろう,と僕は勝手に解釈している。
145BOCONON :2016/12/21(水)06:01:00 ID:mKo
そんな事はとも角,僕の若い頃会社のクラシック音楽好きの先輩が言っていたように,
「『展覧会の絵』は本当はピアノ版の方がずっと良いのだ」・・・と言って良いのか迷う
ような演奏だなあ,ポゴレリチのこのCDは。
あまりに個性的過ぎて,僕はなんだか山下洋輔の『ボレロ』等を思い出した。「異様な
世界を見せてやるぜ」と云った気持ちが丸出しなところも似ている。普通ならそんな演
奏など馬鹿々々しいだけの筈なのに割と愉快に聴けるところなど,ますます似ている。
もしかして山下はポゴレリチをリスペクトしているんじゃないのかね。
146BOCONON :2016/12/22(木)08:19:39 ID:yvg
しかしまあ,そんな事はどうでもいいのだった。
20世紀は「演奏の時代」でもあり,その演奏も「客観主義」の時代でもあった,と言へり。
例えばカール・ベームは元来職人型の指揮者であるのに,晩年は必要以上に持ち上げられ,カラ
ヤンなどとは対蹠的(「たいせきてき」と読むべし)な存在だと思われていた。しかし当の二人は
案外と仲が良く「よう,ヘルベルト!」「おお,マエストロ!」と云った調子であった。
147BOCONON :2016/12/22(木)08:31:57 ID:yvg
カラヤンは,見かけはともかく,小澤征爾を含む弟子たちに「オーケストラをドライヴしては
いけない」と常々教えていたし,テンポなどは違ってもベームと同様客観主義的な指揮者では
あったのだ。
しかし,アーノンクールのように,古楽≒作品当時の響きを再現できるようでなければ,一体何
が「客観」的なのやらわからないようなものだ。
148BOCONON :2016/12/22(木)08:45:19 ID:yvg
「作品発表当時」だった。

それ故僕は,あんまり好きじゃないベートーヴェン『運命』などもアーノンクール+ヨーロッパ
室内管の演奏なら安心して聴けると思うのである。

一方ポゴレリチは,作曲者の強弱指定を無視したりするので有名な曲者であるが,これも俺の
考えでは一種の客観主義である。何しろ始めからショパン・コンクールでは審査員には落とされ
たのに聴衆には大ウケだったのだから。
149BOCONON :2016/12/22(木)08:52:40 ID:yvg
何が言いたいかと言えば,フルトヴェングラーの言うように「音楽は演奏者と聴衆が作るもの」で
あるとすれば,ポゴレリチのように無茶苦茶なようでも聴衆を確実に楽しませることが出来る者
こそ本当の客観主義と呼ぶべきだ,ということだ。
聴衆満足度を考えず,ただ楽譜に忠実なだけで,青白く痩せ細った客観主義的演奏なんてものに何
の意味があろう? ポゴレリチは客観主義なんてものは腹の中で嗤っているに違いない。だからオレは
ポゴレリチを断乎支持する。ショパン・コンクールでアルゲリッチが「彼は天才よ!」と叫んだのも
天才同士らしいことで,むべなる哉である。
150BOCONON :2016/12/27(火)12:58:20 ID:vVV
【ベートーヴェン:交響曲第九盤】
 フェレンツ・フリッチャイ+ベルリン・フィル
 ゼーフリート,フォレスター,フィッシャー=ディースカウ,へフリガー他

フィッシャー=ディースカウ目当てで買ったのだけれど,演奏全体が良いレコードだった。『第九』の
決定盤と云ったものはあるようでないものだ。いつまでもフルトヴェングラーでもないだろうしなあ。
この演奏はしかし,一つの決定盤として具眼の士には聴きつがれていくだろうと思う。フィッシャー=
ディースカウの,あの計算し尽くしたような歌いぶりは,時にいや味な感じがしないでもないが,この
曲には合っている。冗長になりがちな第四章を引き締まったとものにしているのだ。女声陣も良い。
尤も僕はへフリガーの声は何だか爺むさい感じがして好きにはなれないけれど,そこには目をつぶること
にしている。あの声が好きな人にはますますお奨めできる演奏だ。
151BOCONON :2016/12/27(火)20:06:03 ID:vVV
【ベートーヴェン:交響曲第九番「合唱」】

レナード・バーンスタイン+ウィーンP.O.
ジョーンズ,シュヴァルツ,コロ,モル他

年末だから第九を聴き返している。レコード・アカデミー賞というのは誰が選んでいるのかは知らないが
ともかくも一聴には値するレコードが選ばれている気がする。このCDもまあ,パワフルという点では誰に
も負けない,と云ったもので「本当にこりゃ,バーンスタインでなきゃこんな演奏できないよなあ・・・」と思
う。
バーンスタインが来日した時,岩城宏之がオフの日つき合っていたら,バーンスタインは寝ないでずっとはしゃ
ぎ,野球をやって遊び,風呂で大騒ぎと云った調子でみんながへとへとになった頃ようやく帰って行ったとか。
いかにもアメリカ的な指揮者ではあるけれど,こういう人はもう出るまいと思うとなんだか悲しくなる。
僕もこんな,レコード聴いてるだけでも疲れるようなお方とつき合うのは勘弁してもらいたいが。
152BOCONON :2016/12/31(土)11:00:47 ID:JbT
・・・なんだかこれではあんまり誉めている感じがしないな。
でも実際あまりに圧倒的にエネルギッシュなのも考えもので,聴いていて疲れて
しまう,というのは事実だから,僕にとっては愛聴盤にするのはちょっと無理。
『第九』演奏のスタンダードにもなるまい。
153BOCONON :2016/12/31(土)11:01:42 ID:JbT
だがこれは一度は聴くべき録音だ。アメリカは20世紀にこういう,天才と言うより
はまさに天衣無縫,唯一無二な指揮者を生んだことをずっと誇りにすることが出来る
だろう。
(正直なところ,僕は今後21世紀には,アメリカの時代と言うより近代の終りが来た
ことが今後どんどんとはっきりしてくるだろうと思っているが,それゆえ尚更レニー
の生きていた頃が懐かしく思われるのだ。)
154BOCONON :2017/01/03(火)12:58:37 ID:EVX
【ロドリーゴ:アランフェス協奏曲・他】
 ナルシソ・イエペス
 オドン・アロンソ+スペイン放送交響楽団

これのLPレコードは僕が若い時よく聴いたもの。懐かしくて買ってきて聴いてみたのだ。
今の耳には「どうもイエペスというのは意外に力まかせに弾いていて,センサイさが足り
ない気がするな」という気がする。いくらイエペスが広めたレパートリーとは言え,だ。
そういうスタイルが映画『禁じられた遊び』サウンド・トラックでは張りつめた感じがして
良かったのだが。
155BOCONON :2017/01/03(火)13:04:41 ID:EVX
イエペスが広めた,と言うよりは広めようとして失敗した10弦ギターなんてものも,どうもあまり
大した意味のあるものではない。イエペスの弟子の荘村清志も帰国してしばらくは10弦ギターを使っ
てはいたのだが,今は普通の6弦ギターを使っている。たぶん「こんなもの弾きにくいだけだな」と思
ったのだろう。
156BOCONON :2017/01/04(水)03:29:39 ID:RMP
正直僕にはどうも『禁じられた遊び』のサントラと『アランフェス協奏曲』を世に広めた,と
いう以外には,イエペスというギタリストはあんまり大した仕事はしていないんじゃないのか,
という気がしているのだ。さらに言えば結構「一発当ててやろう」という気持ちの強い人なのじゃ
ないか,と。
まあそんなに何枚もイエペスのレコード買って聴いたわけじゃないから,単なる印象に過ぎない
のではあるが。
157BOCONON :2017/01/05(木)16:24:03 ID:NQZ
でも例えば『愛のロマンス』(=いわゆる『禁じられた遊び』)が古い映画音楽を集めたCDなどに
収録されているのを聴くと,この曲だけは明らかにサウンドトラックから取ったものでなく,イエ
ペスが弾き直した演奏になっている。それも明らかに手抜き演奏をしている。「この程度なら日本の
アマチュアでももっと上手く弾ける人は少なくはあるまい」と云った程度の。
レコード会社は「ベスト盤にはライヴ・ヴァージョンを収録しておきました:もっとちゃんとした演
奏を聴きたければ元のレコードを買って下さい)と云ったセコいやり方をよくする。
158BOCONON :2017/01/05(木)16:34:00 ID:NQZ
おかげでジョージ・ハリソン『ヒア・カムズ・ザ・サン』とか,D.ホール&J.オーツ『ウェ
イト・フォー・ミー』などが聴きたければ,結局オリジナル・アルバムを買わにゃならなくて
どうも苛立たしい思いをさせられたりする。いくら今どきCDなんぞ買う人なんてものは最早物
好きな人に分類されるとは言え,だ。
でもイエペスみたいにクラシック畑のCD/レコードではそういうことをするなんて話はあんまり
聞いたことがないな,僕は。
159BOCONON :2017/01/08(日)11:47:39 ID:j4g
そんな事はレコード会社のやったことで,N.イエペスのあずかり知らぬことである,なんて
言い訳は成り立たない。なぜなら,上記の通り彼は明らかにあんまりやる気のない=真剣味の
ない演奏をしているのだから。僕ならこんな演奏を人に聴かせようとは思わないな。恥にしか
ならないようなものだもの。
160BOCONON :2017/01/08(日)11:55:09 ID:j4g
10弦ギターにしても同じようなものだ。
もともとは「共鳴弦としての役割もする弦ががないと音によって響きの深い浅いが
出てきてしまう,とか何とか言っていた筈だが,そのうち面倒になってきたらしい。
外国の某音楽誌の記者が「なぜ10弦ギターを使うのか?」と訊くと,「リュートのため
の曲を弾く時やピアノの曲をギターで弾く時に有利だからです」などと答えている。
161BOCONON :2017/01/08(日)12:00:36 ID:j4g
それで記者が「ならばリュートを弾けばよいではないですか?」と聞くと,イエペスは
「わたしはギターの音の方が好きだからギターを弾きます」と答えている。
しかし,僕の知る限りイエペスは,例えばJ.S.バッハ『リュート組曲』等,リュートの
ための曲をギターで弾くという活動に熱心だった,なんて話は聞いたことがない。ピアノ
の曲をアレンジしてギターで弾くなんて活動もしかり,である。
162BOCONON :2017/01/10(火)13:03:43 ID:McC
だらだら書いていたら,何を言おうと思っていたのか忘れてしまった。
要するに,イエペスという人は山っ気がある,或いは見かけによらず,計算高い
人ではないか,と思ったのだった。
改めてもう一度聴いてみると,件の『アランフェス協奏曲』,若い頃始めて聴いた
時ほどではなかったが,案外悪くなかったが。
163BOCONON :2017/01/10(火)13:05:34 ID:McC
しかし,いつかNHK Eテレで荘村清志が『アランフェス協奏曲』を演奏するのを視ていたら,何
とまあ冒頭の主題を全部ダウンストロークで弾いていた。ギター弾く人ならわかると思うが,ふ
つうそんな弾き方は考えられない。弾きにくいし,実際リズムがひどく不自然でぎくしゃくした
感じになってしまっていて,どうにも気持ちの悪い演奏であった。
そう弾くように教わったのか否かは知らないが,この人,イエペスに師事したのは失敗だったのじゃ
ないのかしらん?
164BOCONON :2017/01/14(土)11:54:04 ID:Sfq
【ロドリーゴ:アランフェス協奏曲・他】
 エドゥアルド・フェルナンデス
 ミゲル・ゴメス=マルティネス+イギリス室内管弦楽団

このCDは特に世評が高くはないようである。おまけに故宇野功芳御大の推薦盤と来ている。となれば
「またクレンペラー『フィガロの結婚』みたいなヘンな演奏を推薦しているのじゃあるまいかね?」と身
構える人がいても,まあ致し方あるまい。実際肩透かしをくらう人は多かろう。なぜと言うに,録音が
ふつうと違ってギターをよく聴こえるように前面に押し出してはいないから。
165BOCONON :2017/01/14(土)12:00:22 ID:Sfq
ギターというのは(図体の大きい割に)非常に音の小さい楽器だ,という事を知っている人は
どれほどいるものやら。僕の経験からすると,案外多いんじゃないかという気もする。だから
この曲を演奏する時には,ギターの後ろに衝立を置いたり,中にはコンタクト・ピックアップを
つけてエレキギターよろしくアンプで音を出す人もいたりする。
166BOCONON :2017/01/14(土)12:15:16 ID:Sfq
斯様にオーケストラの音とつり合いが取りにくい楽器なのだ。

レコード等のために録音する場合もちょっと工夫がいる。普通はオーケストラ用のマイクとは
別に専用のマイクをあてがってギターの音を大きくかつ聴き取り易いように録るのである。
今回取り上げたCDはそれをやっていない。だからギターの音の小ささというのがよくわかるの
だ。しかしそんな事がわかってもたいていの人は嬉しくもあるまい。このCDもだからあまり売
れなかっただろうと思われる。
167BOCONON :2017/01/15(日)11:11:52 ID:0I8
でも一寸考えてもらいたい。この作品はそんな録音の仕方なんてあり得ない時代に発表されたものだ。
すなわち本来このCDのような音世界こそ,作曲者ロドリーゴの意図したものに近い,ということなのだ。
実際このCDを聴くまで,僕は(たぶん大部分の聴き手と同じく)ギターの音しか耳に入っていないような
ものであった。この曲の管弦楽がいかに雄弁であるかに気が向かないでいたのはしかし,実に勿体ない
ことをしていたものだ,と今は思うのである。
168BOCONON :2017/01/15(日)22:02:59 ID:0I8
第一楽章で管弦楽が急に晴れやかな調子になるところや,第二楽章の響きの悲痛さなど
このCDを聴くまで(きこえてはいても)真に心に沁みてはこなかったのだ・・・。

とは言え,だからこういう演奏を聴いていなければこの曲を本当にわかったことにはなら
ない,とまで言うつもりはない。だが「パイヤールの ‘パッヘルベルのカノン’ とかクナッ
パーツブッシュの ‘軍隊行進曲’ ,ジャニス・ジョプリンの ‘サマータイム’ など,通俗
名曲のようなものをまったく違った曲のように演奏して驚かせてくれる人がいるのは嬉しい
ね」と僕は思うのである。
169BOCONON :2017/02/01(水)12:00:26 ID:Cvn
【マーラー:交響曲《大地の歌》】
 ヘルベルト・フォン・カラヤン+ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ルネ・コロ,クリスタ・ルートヴィヒ

『大地の歌』はいろいろといかがわしくややこしい曲である。そもそも詞のもとになったという
ハンス・ベトゥゲ『支那の笛 中国の抒情詩による模倣作』というのが,既に一体誰の何の詩を
模倣したのやらわからぬ。それをマーラーがさらに改作したというのだから尚更である。
詩の内容も,なにやら『ルバイヤート』のように人生のはかなさを歌っているかのようであるが,
漢詩というものは元来そういうものではないのである。
170BOCONON :2017/02/01(水)12:13:06 ID:Cvn
漢詩は基本的に中国のエリート中のエリートであるところの高級官僚にしか作れないようなものだ。
なぜなら漢文というのは古代から伝わる文章語で,文法らしい文法もないようなシロモノなので
中国人にとっても外国語みたいなものであるから。ただ “中国語” なんてものは厳密にはないので,
官僚が全国で使える読み書き言葉として使っていただけだ。
171BOCONON :2017/02/01(水)12:19:16 ID:Cvn
従って漢詩というのも高級官僚でもなきゃ作れないし,読めない。その内容も本来は官僚と
しての志を述べるものである。どうもベトゥゲもマーラーもその辺はよくわかっていないら
しく『大地の歌』も言わば軟弱過ぎるようなものである。だいいちベトゥゲの『支那の笛』と
いうのも文学的価値なんてものがあるかは疑わしい程度のものだ。
172名無しさん@おーぷん :2017/02/01(水)20:04:25 ID:uLX
ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調
 ベーム指揮ベルリン・フィル
173BOCONON :2017/02/06(月)11:52:23 ID:KA2
作曲者自身もかなりの程度奇矯な人物だ。マーラーの指揮ぶりが音も画像も残されていないのが
残念だが,伝聞ではひどい癇癪持ちで,オペラなど指揮する時,気に入らないと舞台奥の合唱隊
のところにまで文句を言いに行ったとか。
そういう人物が,こういう「退廃の産物に過ぎない」と言われかねない詩に曲をつけようと言うのだ
から単に偏屈なだけの人間であったはずもないのである。
174BOCONON :2017/02/07(火)13:50:18 ID:5qN
そして彼がユダヤ人であることもこの曲の出来上がりに大きくかかわっていることは間違いない。
ユダヤ人と言えば,サイモン&ガーファンクルやウディ・アレンなど見てもわかるように,知性
的であり,また神経症的でもある。
しかし一方では,喜劇の大物と言えばたいていユダヤ人だったりもする(チャップリン,マルクス兄
弟,メル・ブルックス等々)。ヴァイオリンの名人と言うと奇妙にユダヤ系が多いのもよく知られ
た事実である(僕は好きではないがアイザック・スターン等)。笑いや情緒表現に優れてもいるのだ。
175名無しさん@おーぷん :2017/02/11(土)10:58:24 ID:RpW
ドヴォルザーク 交響曲第7番 ニ短調
クーベリック指揮 ベルリン・フィル
176BOCONON :2017/02/15(水)01:07:05 ID:z7U
なんだか理屈っぽいことや薀蓄ばかり書いていて,自分でも面白くないな。
まあ,要は『大地の歌』はスケールが大きくて複雑というのか,少し雑然とした
感じがしなくもない作品だ。だからいろんなな解釈が出来る。演奏の方向性も
多様であり得るし,実際にも多様である。
177BOCONON :2017/02/15(水)01:13:30 ID:z7U
というわけで,カラヤンの『大地の歌』の場合,この指揮者らしくひたすら美しさを
追求したものになっている。「ああいう曲がただ美しいだけでいいわけ?」と思う人も
いよう。でも作曲者も演奏者も別段思想家でも文学者でもないのだから,そんな事は
気にしなくてよろしい。ベートーヴェン『第九』と同じで,そんなに奥深い作品と考
えなきゃならない理由なんぞない。
178BOCONON :2017/02/15(水)01:21:42 ID:z7U
だからこの演奏も存在意義は大いにある。
ルネ・コロなんて妙に明るくのんびりした感じで歌っていて楽しげである。
クルスタ・ル-トヴィヒも深刻にならず,女性らしくていいや。その分,終
楽章を最後まで聴くのは少し退屈だけど。
しかし,カラヤンに限らずたいていの指揮者は歌中心の演奏をしているけれど
連作歌曲じゃないんだから,これではやっぱり何か物足りないのであった。
179BOCONON :2017/02/28(火)13:11:47 ID:zVE
【マーラー:交響曲《大地の歌》】

ジュゼッペ・シノーポリ+シュターツカペレ・ドレスデン
イリス・ヴェルミオン,キース・ルイス

シノーポリは一時は大変な人気指揮者だったけれど,死後急速に忘れられつつあるようである。
人気商売にはよくある話ではあるが。しかし,今でもこのCDだけはレコード店ではよく見かける
ので,これを高く評価する人は少なからずいると思われる。
(反対に中古レコード店でやたらに目にするのがP.ブーレーズのものだ。LLブラザースのシング
ルみたいな按配で,多分よほどつまらない演奏なのだろう。)
180BOCONON :2017/02/28(火)13:16:41 ID:zVE
そんなことはとも角,精神科医になるような人間はたいがい根っから明るい人間ではなかったり
するもので,シノーポリも自他ともに認める「細かいことを気にし過ぎる性格」だったらしい。
僕思うに,この演奏はそうした嗜癖が効果的を上げている。『大地の歌』というのは一筋縄では
いかない作品で,第一楽章など,歌手が悲痛な叫びを上げていつつもオーケストラは案外明るい
感じのフレーズ・音を響かせていたりするのだ。
181BOCONON :2017/02/28(火)13:31:36 ID:zVE
悪く言えば,何だかゴチャゴチャした感じのする曲なのだが,それをゴチャゴチャしたまま
(故意にか意識的にかは不明ながら)鳴らしている。聴く方もたぶん同様に受け留めなければ
この曲の意図するところはわからないのじゃないかという気がする。
それが何か,なんてことを事細かに説明するというのは僕の手に余る。でもこのCDを聴いて
僕はやっとこの曲を最後までつながっているものとして感じ取ることができた。歌が中心の
演奏ではたぶん駄目なのだ。それでは第二楽章や終楽章は退屈してしまう。マーラーがもとも
とこれは連作歌曲にするつもりだったのを敢えて交響曲とした以上,オーケストラが雄弁かつ
楽譜に書いてあることを事細かに再現してくれなきゃ困るのである。
こうしたわけで,僕は正直この演奏こそが本当の『大地の歌』だ,という気がするのである。
182BOCONON :2017/03/01(水)12:08:04 ID:p0T
【モーツァルト:歌芝居《魔笛》】
ニコラウス・アーノンクール+チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱隊
グルベローヴァ,サルミネン他

最近オペラ全曲盤なんてものはなかなか出なくなった。これもアーノンクール若き日の録音
の輸入物。
歌の間を台詞ではなくナレーションで処理している。どうせ話は舞台芸術らしく(源義経が
寿司屋をやっている類の)馬鹿々々しくも支離滅裂なものなのだから,この方が聴きやすくて
いいや。それに案外と独逸語の響きは美しいものだと思うし。
演奏は,全体に夢幻的な雰囲気がよく出ていて好ましい。アーノンクールは晩年来日した時
も会場には空席が目立ったそうで,結局日本では正当に評価されずじまいなのが口おしく,腹
立たしい。
しかし困ったことに,このCDは “主役” のパパゲーノを歌ったアントン・シャリンガーという
のが,どうも変に崩して歌う歌手なのでいただけない。せっかく歌い手陣がおおよそ録音でなけ
れば不可能な豪華版なのにこれでは ...。返すがえすも残念なことである。
183名無しさん@おーぷん :2017/03/04(土)16:16:48 ID:icF
ペライアのシューベルト即興曲集
184名無しさん@おーぷん :2017/03/04(土)18:31:26 ID:v0r
フランク 交響曲ニ短調
リッカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ
185名無しさん@おーぷん :2017/03/17(金)22:16:44 ID:Xjh
テスト
186名無しさん@おーぷん :2017/05/14(日)12:39:20 ID:epJ
産まれて初めて買ったレコードでもある、ホロヴィッツの65年のライブ。
ふたつのスカルラッテイとひとつのシューマン もうひとつは夜にでも
187名無しさん@おーぷん :2017/10/12(木)12:15:26 ID:5GY
【ムソルグスキー:ピアノ組曲《展覧会の絵》】
イーヴォ・ポゴレリッチ

以前どこかにラヴェル編曲の管弦楽版について「自分にはゲイ男子的オカルト趣味も怪奇趣味も
ないのであんまり面白くない」と書いた。その時は言わなかったけれど,管弦楽版はそれに加う
るに「管弦楽版てなんだか映画音楽みたいな感じがするな」という気持ちもあったのだった。「ム
ソルグスキーはこんな華麗なる音楽を作りたかったわけじゃあるまい」と。
188名無しさん@おーぷん :2017/10/12(木)12:43:05 ID:5GY
まあ,映画音楽も好きだけど,クラシック音楽が映画音楽みたいに聴こえちゃな・・・いや
ラヴェルのようなみたいな現代に近い時代の作曲家たちは,むしろ映画音楽の作曲家の方が
クラシック音楽からいろいろと学んだと言うべきだろう。あるいはパクリをやったり。『ス
ター・ウォーズ』ダース・ヴェイダーのテーマなどはあの例の葬送行進曲を下敷きにしてい
るのだろうけれど,分かりやす過ぎて今さら腹も立ててもバカみたいであるな。
189名無しさん@おーぷん :2017/10/12(木)12:51:03 ID:5GY
「ムソルグスキーはアル中だった」と言うと腹を立てる奴もいたりして面倒であるな。
確かにアルコール依存症の厳密な定義はないが,それは「ただの変な人と本当のキ○ガ
イはどこが違うんだ?」というようなもので,議論しても無益である。ああいう「自分で
自分の命を縮めているような酒呑みのことはとりあえずアル中と呼び,治療を受けさせ
なきゃどうにもならないのだ。
190名無しさん@おーぷん :2017/10/12(木)12:57:20 ID:5GY
・・・それで何の話だったかな。
まあ,アル中だから『展覧会の絵』みたいな作品を書いたのだ,とは言えなくとも,ムソル
グスキーが何かどろどろしたものを抱えて生きていたには違いあるまい。まさか酒を飲み
つつ書いたわけではあるまいとは言え,だ(さすがに酔ってちゃろくな作品はできない)。
だからあの曲のそういう部分を抉り出すような演奏が聴きたけりゃ,そりゃピアノ版の方が
良かろうと思って買ったのがこれだ。
191名無しさん@おーぷん :2017/10/12(木)13:06:57 ID:5GY
これは当たりだった。僕はピアノ音楽には詳しくないので,ポゴレリッチが今どんな評価を
されているのかは知らないが,もうジャケットの写真見ただけでも一癖ありげである。実際
聴いてみても,グリグリ変なところを押したり曲げたりしてくる整体師に当たったような気分
にさせられた。
たぶんこんな演奏はホロヴィッツなどの定評ある名盤が好きな人から見たら,下手物じみた感
じを持つことも少なからずあるだろう。でも僕は気に入った。クラシック音楽聴き始めて30年
もたってからやっと曲の真価がわかる,なんて事がこんな風に何度もあるのだから,やっぱり
古典音楽はやめられない。

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