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今日聴いたCDを挙げるスレ

1名無しさん:2014/03/06(木)00:36:11 ID:8j6k1YiCG()
とりあえずナクソスのディーリアスアルバム
2名無しさん :2014/03/06(木)00:41:26 ID:ti1QzPi0Y
ナオトインテライミ聴こうと思ってやめた
3名無しさん :2014/03/09(日)14:12:35 ID:1umOcGqfe
やっぱり第九がいいわ
4名無しさん :2014/03/19(水)07:34:27 ID:KewjrG846
クレーメル、カシュカシアンらのヨハンシュトラウス弦かる版
5名無しさん :2014/03/20(木)03:00:13 ID:zPfwioXDf
ヨハネスソマリーのメサイア
6名無しさん :2014/03/24(月)21:39:59 ID:3m0L0an9a
シューマンをデムスで。
7名無しさん :2014/03/25(火)05:06:20 ID:9876B8N4l
シューマン:クライスレリアーナ 森の情景
ベロフで
8名無しさん :2014/03/27(木)03:31:42 ID:nbIGAqGyq
R・シュトラウス

影のない女

サヴァリッシュ/バイエルン放送
9名無しさん :2014/03/27(木)21:06:10 ID:PIDKpo9TF
今コンロンのプーランクアルバム聴いてる
10名無しさん :2014/03/27(木)21:13:50 ID:caFK32sNX
共産党さんですか?
11名無しさん :2014/03/29(土)01:28:35 ID:kdwBukNCU
プーランクいいね
クープランと紛らわしいw
12名無しさん :2014/03/29(土)06:35:13 ID:iVBznjf6U
クープランも好きだけどねw

今はリバのミサ曲聴いてる
13名無しさん :2014/03/29(土)08:02:48 ID:iVBznjf6U
ギターアルバム訊いた後で今はショスタコのベルリンの陥落の映画音楽
14名無しさん :2014/03/30(日)06:44:47 ID:iy55X51J3
シェルヘンの水上の音楽聴いてる
15名無しさん :2014/04/03(木)00:36:40 ID:moh8S417l
リヴィア・レフでメンデルスゾーンの無言歌集
16名無しさん :2014/04/03(木)22:01:40 ID:moh8S417l
ビルギット・ニルソン メンブラン・ウオレット10枚組から。 すげーなあ。
17名無しさん :2014/04/06(日)17:52:35 ID:Nvf21LD7p
チェリビダッケのブルックナー7番

今更だけど、チェリにはまってる。

チェリ、いい!
18名無しさん :2014/04/07(月)22:28:35 ID:fHfdeIK1G
トスカニーニの指揮でヴェルディのレクイエム。 ああサンタマリア、切ないです。
19名無しさん :2014/04/10(木)07:07:53 ID:ZsnaLiQ9h
キーシンのプロコフィエフ「ピアノ協奏曲2番と3番」
キーシンって意外とこういうのもいけるんだよな
20名無しさん :2014/04/12(土)16:18:59 ID:8OkXGSrZs
さっき通販で届いたアストオロニオのバッハ鍵盤練習曲集第3巻聴いてる
コラール付きで録音も優秀でいいCDだ
21名無しさん :2014/04/22(火)21:44:46 ID:GefC3U8rE
グールド 「ブラームス:間奏曲集/4つのバラードより/2つのラプソディ」
清冽で詩的 いい演奏だよ
22名無しさん :2014/04/24(木)02:21:43 ID:nveWjsqoK
ブリリアントのヘンデル40枚組が今日届いた
数日はヘンデル尽くし
23名無しさん :2014/04/25(金)22:37:23 ID:oiqPzzA0j
ハイティンクとコンセルトヘボウとシェリングなんていうべたべたの組み合わせ。シェリングが弓をも折らんばかりに力演しとる。
24名無しさん :2014/04/26(土)22:24:27 ID:bbieirsEa
オケゲムのミサ
25名無しさん :2014/04/27(日)12:05:03 ID:FHPCKUzMd
らとるとバーミンガムの火の鳥
26名無しさん :2014/04/27(日)13:32:32 ID:FHPCKUzMd
リゲティ EMIの2枚組現代音楽集シリーズから
27名無しさん :2014/04/27(日)14:42:43 ID:FHPCKUzMd
デッカのプーランク箱から
28名無しさん :2014/04/27(日)20:48:02 ID:FHPCKUzMd
シャブリエのピアノ曲集 エラーとの二枚組で二枚目には四手の作品があり、ジャン・ユボーが加わっている。
29名無しさん :2014/04/27(日)21:52:43 ID:4aE0BdzSF
ECM New Series 1905
Rosamunde Quartett
Tigran Mansurian: String Quartets
30おーぷん@名無しさん :2014/04/29(火)19:00:12 ID:2z37mPJQh
EMIのoperetta100 6枚組。
31おーぷん@名無しさん :2014/04/30(水)01:01:31 ID:HhfVIsUiJ
EMIのワーグナー50 (3枚組)
今鰤のルストワフスキ管弦楽曲全集の一枚目
32名無しさん@おーぷん :2014/05/01(木)12:00:47 ID:cz19qFxfK
ビクトローラ片面盤
セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)
Le Coucou
Waltz and Elfin Dance
Study from "The Children's Corner"
Prelude in G Sharp Minor
33名無しさん@おーぷん :2014/05/01(木)22:14:47 ID:H8WXt4iQu
ハイティンクとコンセルトヘボウでブラームスの一番。
34名無しさん@おーぷん :2014/05/02(金)14:54:47 ID:KRrxPWjeE
クライバーンとライナー・シカゴ響でシューマンとベートーベン。
初めて聴いた時はピアノが躓いてる感じがしたが、スピーカーを高域カットの15インチに切り替えたらいい感じの熱気になった。

ベートーベンてドイツ語で発音すると「ベートホーフェン」になるって聞いたことがあるけど、そっちのがカッコイイ。
35名無しさん@おーぷん :2014/05/02(金)14:57:00 ID:KRrxPWjeE
「ビーソーヴン」て発音してるのを聞いて英語が嫌いになった。
36名無しさん@おーぷん :2014/05/02(金)22:01:18 ID:rLFDq7KSJ
ハイティンクとコンセルトヘボウでブラームスの2番3番
37名無しさん@おーぷん :2014/05/02(金)22:02:05 ID:rLFDq7KSJ
ハイティンクとコンセルトヘボウでブラームスの2番と3番 Decca の 箱物
38名無しさん@おーぷん :2014/05/02(金)22:30:31 ID:KRrxPWjeE
ラフマニノフのショパン(マズルカ等)
リヒテルのラフマニノフ(コンチェルトNo.2)
39名無しさん@おーぷん :2014/05/03(土)01:14:48 ID:CzfSnW8hM
コヴァセビッチとサヴァリッシュとロンドンフィルでブラームスのピアノ協奏曲1~2番
40名無しさん@おーぷん :2014/05/03(土)22:46:17 ID:efAEEBrVa
フルトベングラーで運命(ニッチク盤4枚組)
順番間違えた
41名無しさん@おーぷん :2014/05/04(日)16:12:54 ID:FaZEP9Lsx
SPとはしぶいなあ。ニルソンのブリュンヒルデ
42名無しさん@おーぷん :2014/05/07(水)23:40:35 ID:HoyzlUUtr
カラヤンとベルリンフィルのワーグナー管弦楽曲集
43名無しさん@おーぷん :2014/05/08(木)12:05:44 ID:XcR64Vmjw
ソフロニツキーのスクリアビン
今までモヤっと音質で気づかなかったが、フィルター取れたて聴いたら神ががかってた。
もっと聴きたい。
44名無しさん@おーぷん :2014/05/08(木)18:21:47 ID:747odPn7E
モーツァルトのフルート協奏曲一番、オーボエ協奏曲、フルートとハープのための協奏曲。
カール・ベーム指揮・ウィーンフィル。
フレッツ光の工事に電気店の人が来た。
無音なのもナンなので、ジャマにならず心地よい音楽、という事で選択。
本とCDとDVDに溢れた汚部屋が「高級ティーサロン」の雰囲気になった。音だけ、は。
45名無しさん@おーぷん :2014/05/08(木)21:49:19 ID:XcR64Vmjw
「1830年3月17日 伝説のワルシャワコンサート」
ヤーヌシュ・オレイニチャク(ピアノ/1848年エラール製)
ノイエ・オルケスター(管弦楽)/クリストフ・シュペリング(指揮)
ピリオド楽器使用

ショパンが管弦楽を率いてポーランドデビューコンサートのプログラムを再現したもの。
46名無しさん@おーぷん :2014/05/09(金)20:45:32 ID:lNTiemgW4
オレイニチャク
「1831年プレイエル・ピアノを囲む夜会」
「ショパンとポーランド マズルカとポロネーズ」
47名無しさん@おーぷん :2014/05/12(月)08:22:34 ID:xb59isYeR
ヴィヴァルディ 「四季」の「冬」
48名無しさん@おーぷん :2014/05/18(日)23:37:27 ID:EfA3hVxM3
カベソン・・・・なんだかわからん
49名無しさん@おーぷん :2014/05/21(水)22:41:35 ID:4Z9uKJlYC
カベソン・・・・蝋人形の葬列
50名無しさん@おーぷん :2014/05/25(日)13:26:30 ID:ZJsv6Pasu
レヴァイン・バイロイト祝祭管弦楽団 さまよえるオランダ人の抜粋盤
51名無しさん@おーぷん :2014/06/09(月)00:00:34 ID:sxauPlj6U
ファイン・アーツ・四重奏団で シューマンの弦楽四重奏曲1~3盤
トウキョウカルテットで シューベルトのロザムンデと死と乙女
52名無しさん@おーぷん :2014/07/21(月)20:47:06 ID:ddjZT5j4i
マゼル指揮クリーブランド交響楽団 でベトベン4,5,3,8,2,これから7と9
53名無しさん@おーぷん :2015/02/22(日)18:30:01 ID:XMb
東京カルテットでラズモフスキー第3番とセリオーソ
54名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)01:11:04 ID:6kw
ブラームス ヴァイオリン協奏曲
ムター(vn)カラヤン指揮ベルリン・フィル

レスピーギ ローマの松
ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団
55名無しさん@おーぷん :2015/03/17(火)04:09:04 ID:CH3
モーツァルト ピアノ協奏曲第20番
ピリス(p)ジョルダン指揮

ベートーヴェン 交響曲第5番
ベーム指揮VPO
1977年日本ライブ
56名無しさん@おーぷん :2015/04/01(水)04:42:56 ID:zMZ
モーツァルト 交響曲第39番 ピノック/イングリッシュ・コンソート
ブラームス ピアノ協奏曲第1番 ギレリス(P) ヨッフム/BPO
57名無しさん@おーぷん :2015/07/31(金)00:53:30 ID:C2n
ラヴェルのイントロダクションとアレグロ聞いてるお
めちゃきれいだお
58名無しさん@おーぷん :2016/06/18(土)05:20:03 ID:5g2
ワーグナー リング抜粋
ショルティ指揮ウィーン・フィル
昔の歌手はすごかったんだなあ。英雄豪傑と言っていい
59L’AMAN:ラマン :2016/09/25(日)11:48:31 ID:cP8
オットー・クレンペラー+ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(ルートヴィッヒ&ヴンダーリッヒ)
【マーラー:交響曲「大地の歌」】

金杯に酒は満ちたれど 君しばし
手つけずて 我が歌を聴け
哀傷のその歌も 君が心に
哄笑のごと 響かなむ
哀しみのあらはに せまり来る時
心の苑は やがて荒れ
歓びも歌も 枯れて消ぬべし
生は冥くして 死も冥し

詩の翻訳はちゃんとできる人にしてもらいたいもの。
それはとも角,これは名盤と言われているらしいけれど,どうも録音がヘンで2階席で聴いているような
気分になる。僕だけかしらん?
60BOMBER:ボマー :2016/09/26(月)11:06:46 ID:YVO
リッカルド・シャイー+クリーヴランド管弦楽団
【ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」他】

中学生の時,風呂に入りつつNHKの通信高校講座「音楽」を聴いていたら,この曲がかかった。
「なんだこのキ○ガイみたいな音楽?」と思った。この頃はクラシック音楽なんぞには何の関心
もなかったし。
今聴くとむしろなんだかヌルい曲に聴こえてしまうのは,僕がゲイジツがわかるようになった所
為なのか? どうも単にすれっからしになっただけ,『猫』に言うところの "行徳の俎板” と云
った感じもする。
61BOMBER:ボマー :2016/09/26(月)11:15:35 ID:YVO
(続き)

シャイーという人は,このあいだも雑誌に「下品である」などと書いている奴がいたけれど
僕にはそんな感じはしない。まあ少なからず通俗的であることは認めるけれど,それは僕に
とってはむしろ美徳である。ストコフスキーが,アンドレ・リウーが通俗的だからって,そ
んなことがどうしたと言うのだ? 何ごともおゲイジツなんかになってしまったらもうお仕舞
いである。
62一段落:いちだんらく :2016/09/26(月)21:29:58 ID:YVO
ゲオルグ・ショルティ+シカゴ交響楽団
【ブルックナー:交響曲第八番】

なんだかひどくせかせかした感じの演奏で,どうもあんまり聴いていられない。それも
「こりゃただ1枚で終るブル8のCD作りたかっただけなんじゃねえのかな」という気が
してしまう。
まあ,下衆の勘繰りだったらどーもすいません,だけど。あるいは「宇野功芳先生風に言
えば "ショルティのブルックナーなど聴く方が悪い” といったようなものかも」だけど。
63一段落:いちだんらく :2016/09/26(月)21:39:30 ID:YVO
こんな演奏でもアマゾンのレビューでは★五つつけてる奴もいるから驚く。
いつも思うのだが「もしかして2ちゃんねるにもアマゾンのレビューにも関係者が紛れ込んで
ステマじみた活動しているんじゃ・・・」とも思う。これもゲスのかんぐりか?

何にせよ病院ランキングでもギド・ミシュランでも何でも,偉そうに "評価” なんてことが出
来るようなレヴェルの人間がそんなにたくさんいるとも思われぬ。
64フィンセント・ファン・ホッホ :2016/09/27(火)14:05:30 ID:JLp
エリアフ・インバル+フランクフルト放送管弦楽団
【マーラー:交響曲《大地の歌》】

ペーター・シュライアーたちは熱唱しているのだけれど,管弦楽が今一つやる気のない感じがする。
解説には「ユダヤ人でないと理解しづらいマーラーの二面性を上手く表現しているのは同じユダヤ人
のインバルならでは」なんて書いているが,そんな事はなんとでも言えるしなあ。
65フィンセント・ファン・ホッホ :2016/09/27(火)14:32:06 ID:JLp
まあ,確かにユダヤ人の感覚というのはかなり奇妙なものではある。「ノーベル賞受賞者の1/3は
ユダヤ人」というのも強ち誇張でもない。ならば知性的なのが身上なのかと思うと,実際は例えば
情緒表現に適したヴァイオリンの名人には奇妙にユダヤ人が多かったりする。喜劇人の大物も,チャ
ップリン,マルクス兄弟,ウディ・アレンとユダヤ人だらけである。
(チャップリンは自分では否定しているけれど,晩年の顔など見ればユダヤ人であること丸わかりだ。)
66フィンセント・ファン・ホッホ :2016/09/27(火)14:58:44 ID:JLp
マーラー自身も並外れた怒りん坊で癇癪持ちなので,彼に指揮される方は随分困らされた
らしい。しかし『大地の歌』を聴いていて感じ取れるのは,そんな事よりも「むやみと長く
てスケールが大きい割りに,どこか神経症に苦しむ人が作ったような感じもする。にも関わ
らずロマンティックな感じも大いにあり,第三楽章などはそうした鬱屈を抱えた人の心を慰
めるかのような曲調でもある」といった塩梅である。

解説者氏がインバルの演奏のどこにそういう多面性の巧みな表現を聴きとったのか,僕には
一向にわからない。
67Le Corbusier:る・こるびゅじえ :2016/09/28(水)02:35:49 ID:y0P
冨田勲【ホルスト:組曲「惑星」】

冨田勲はこの曲を言わば「絵画的な描写音楽」として編曲・演奏している。だからSF的な想像力は
かき立てられるけれども,音楽としてはあまり奥深い感じはしない。致し方ないことだが,さすがに
もう古い感じがするし。
しかし電子音楽でもクラフトヴェルクはあまり古くなった感じはしないな。思うに冨田はリズム感を
あまり重視していなくて,だから彼の作はどれも今聴くとなんだかフニャフニャした感じがするのだ
と思う。
ギュスターヴ・ホルスト未亡人がこれを聴いて激怒したと云う噂は本当かどうだか知らないが,気持
ちはわかる。でももともと偉大な芸術作品,というようなものでもないしなあ。
68Le Corbusier:る・こるびゅじえ :2016/09/28(水)10:08:49 ID:y0P
サイモン・ラトル+ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
【ベートーヴェン:交響曲第九番】

フルトヴェングラー盤は音が悪いし乃公の好みではないし,レコードアカデミー賞を取ったバーン
スタイン盤はエネルギー過剰で聴いていて草臥れる。どうもベートーヴェン第九のCDには案外と決
定盤というのがない気がする。
だがこのラトル指揮のCD聴いて乃公はこれが一番安心して聴ける気がした。些か長過ぎるようなこの
曲が最後までちゃんと意味があって長いのだ,と思える。長編小説でも読んでいるような気分である。
ラトルにはオザワやメータのように中途半端な大物で終わらないよう期待したいものだ。
69James Levine:ジェイムズ・レヴィン :2016/09/28(水)18:30:00 ID:y0P
V.A.【カノン100% ~パッヘルベルのカノンによる天然果汁の詰め合わせ】

パッヒェルベルのカノンのいろんな演奏を集めたCD。吉田秀和言うところの通俗名曲だし,タイトルは
意味不明だし,半可通には軽蔑されそうな気もするが,ナニかまうものか。
この曲,ワタクシはこのCDにも収録されているパイヤール楽団のものしか聴いたことがなかった。で,やっぱり
そのゆったりしたテンポの演奏が一番良かった。冨田勲もJ.ゴールウェイも珍品には違いないが。
フランス人にしか出来そうもない演奏というのはあるものだ。明らかにこのパイヤールの演奏をBGMに使って
いた "いつもここから” はなかなかセンスがよろしい。

「悲しいとき~♪ 美しい演奏について語ってるオジサン達の身なりが貧乏臭かった時~♪」
70Samuel Ramey:サムエル・レイミイ :2016/09/29(木)13:51:55 ID:1wi
シャルル・ミュンシュ+パリ管弦楽団
【ブラームス:交響曲第一番】

僕が学生の頃は雑誌等でF.サガン『ブラームスはお好き?』やそれの映画化作品の記事をよく
見かけたな(・・・古い話だこと)。まだロック少年でブラームスなど聴いたことのなかった僕は
「恋愛物の小道具みたいに使われるなら,きっと仏蘭西人てブラームスが好きなんだろな」と軽
く考えていた。
でも豈はからんや,後年聞いた処によれば,一般的に彼らはブラームスが大嫌いなのだそうな。
71Samuel Ramey:サムエル・レイミイ :2016/09/29(木)14:26:48 ID:1wi
今では「フランス人と言えば,身内以外にはつっけんどんでユーモアのセンスがなく,お世辞に
弱い」「生意気でクラシックのコンサートでも真剣に聴く気もないような態度」・・・と云った国民
性だって(あんまり知りたくもない)ことを私も知ってしまった。それじゃ好きなわけはないな,
ブラームスみたいなどこかめそめそした,自己憐憫の匂いがする=女にモテそうもない男なんて。
72Samuel Ramey:サムエル・レイミイ :2016/09/29(木)14:29:04 ID:1wi
だからこのCD始めて聴いた時にはびっくらしてしまった。ひとしきり圧倒された後で思った。「最
初のところからしてもう "優れた指揮者はティンパニの使い方がうまい” って本当だな」「パリ管
はたぶん普段はこんな豪快で大物感いっぱいな演奏なんてしちゃおるまい」なんて事どもを。

でも偉いのはむしろミュンシュだと思う。ブラームスには悪い事したな・・・とは別に思わないし。
73Muenchen:ミュンシェン :2016/10/01(土)16:47:24 ID:pou
【ベートーヴェン:交響曲第五番《運命》】
ニコラウス・アーノンクール+ヨーロッパ室内管弦楽団

以前『タモリ倶楽部』の「有名メーカーのスピーカー聴き較べ」をやった時,タモリ先輩が
「ベートーヴェンが好きじゃないって人,案外たくさんいるんだよね。口に出すと,怒られた
りして面倒だからみんな言わないけどさ・・・w」なんて言ってた。実はボクもそうだ。
でも最近「古楽を通過した人なら結構イケるかも知れないな。等身大のベートーヴェンて感じ
で。少なくともカラヤンのスポーツカーぶっ飛ばしたような演奏よりはマシだろうし」と思っ
て上記CDを聴いてみたら,これが当たりだった。
74Muenchen:ミュンシェン :2016/10/01(土)16:56:19 ID:pou
「これなら押しつけがましくもないし仰々しくもなくていいや」。

・・・とは言え,やっぱりこの曲,いつも何度でも聴きたいようなもんじゃあないね。
「聴いてて別に楽しくはない音楽ってのもどうなんだか ...これほど堂々として立派
な音楽もないだろうけど,別に <宮中で執り行う儀式のための音楽> とかいうようなも
んでもないし」って気持ちは残る。
75Muenchen:ミュンシェン :2016/10/01(土)17:05:44 ID:pou
ところで >34 の人の言うように「 “ベートーヴェン” ってなんかヘンだな。本当に現地でもそう
言うんだろうか?」とボクはずっと思っていたのだが,最近聞いた話ではやっぱり独逸では “ルート
ヴィヒ・ファン・ベートホーフェン” と言わないと通じないらしい。
なら一体どこからベートーヴェンなんて言い方が出てきたものやら。もしかしたら英語かも・・・と思う。
むかしベートーヴェン(正確にはベイトウヴン)て名前の犬が主人公の映画があったし。
76Muenchen:ミュンシェン :2016/10/01(土)17:17:57 ID:pou
今は何と言うのか忘れたけれど,在日米軍向け放送FENでクラシック音楽の番組があって,戦後間もない
,もののない時代には,クラシック音楽に飢えていた人たちがこれを必死に聴いていた,なんて涙ぐまし
い話もあったな。
そういう世代の爺様に聞くと「FENなんてDJも教養のない奴がやっていたから,ベートーヴェンのことを
“ビーソーヴェン” なんて言ってやがってさ(笑)」だと。でも >35 の言うように,今でもそんな言い
方するアメリカ人はいるのかもね。チャイコフスキーのことを “チャイカウスキー” なんてさw
77Muenchen:ミュンシェン :2016/10/01(土)17:28:29 ID:pou
ところで,吉田秀和センセイはウィーンのことを “ヴィーン” と書く癖があって,ボクは
「そりゃ独逸語読みすればそうなんだろうけど,どうも何だかヘンだな??」と思っていた。
最近知ったところでは,オーストリア語はほぼ独逸語と同じではあるけれど,さすがハプス
ブルグ家のお膝元,大阪弁に対する京都弁くらいの違いはあるのだそうな。即ち少し響きが
やわらかく,角の取れた感じなので「ウィーン」「ウィトゲンシュタイン」でいいのだ,と。
これを聞いてボクは安心したのだった。
78Muenchen:ミュンシェン :2016/10/01(土)17:44:22 ID:pou
そういえば,最近読んだ『荒唐無稽音楽大事典』という変な本は案外面白かったのだけれど,「ベー
トーヴェンというのは “蕪畑” って意味だがそう言っちゃうとあんまり有難みもないねw」などと書
いてあった。これもどうも変だと思って調べてみると,結論は「“ビート=砂糖大根農場” 説は誤り。
ベートーヴェンの先祖はベルギー人でそこの地名(今はもうない)から取った姓」なのだそうな。
まあこの手の話(「ポパイは元々ほうれん草のCMのキャラ」とか「日本語のルーツはターミル語」とか)
あんまり当てにならない事の方が多いから,ボクは責任は持ちかねますが。
79Muenchen:ミュンシェン :2016/10/01(土)18:35:08 ID:pou
岩波書店辞典編集部(編)/岩波新書『世界の名前』

各国文学専門の学者などが,世界の名前についてその由来やそれにまつわるエピソードを
いろいろ書いていて一見興味深い。でも面白くなりそうでいま一つならない。普段一般向
けの本など書かない学者揃いだから,シロウトが読んで面白いように書くということが出
来ていないし,フォーマットがないから思いついた事をそのまんま書いている感じであまり
に雑然としている。
80Muenchen:ミュンシェン :2016/10/01(土)18:35:53 ID:pou
↑ゴメン,板違いの誤爆。
81Jose van Damme:ジョゼ・ヴァン・ダム :2016/10/04(火)14:03:17 ID:r6g
【モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』ハイライツ】
 ヘルベルト・フォン・カラヤン+ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

何度聴いても良い。調子のいい時のカラヤンの見本のようだ。ありきたりな形容を敢えてする
なら「天馬空を行く」かの如き演奏。その独自の世界で歌手たちものびのび歌っている。
その歌手たちも良い。ジョゼ・ヴァン・ダム(オランダ人じゃないんだからホセ・ファン・ダム
とは言いません),イレアナ・コトルバシュ(ルーマニア人だからコトルバスではない)等々,
たぶんレコードでなければ実現不可能な豪華歌唱陣で嬉しい。
82Jose van Damme:ジョゼ・ヴァン・ダム :2016/10/04(火)20:33:42 ID:r6g
【モーツァルト:歌劇「魔笛」ハイライト】
ヘルベルト・フォン・カラヤン+ベルリン・フィル

この歌芝居の主役は僕はパパゲーノだと思っているので,パパゲーノ役の歌手が気に入らなきゃ
それまでだ。このゴットフリート・ホーニクって歌手は,上手い下手とか言うよりも僕には声が
何だか気持ち悪くて駄目だった。
83Wagner:ヴァークナ :2016/10/05(水)03:31:36 ID:ljs
【ワーグナー:ニーベルングの指環 ハイライツ】
ヘルベルト・フォン・カラヤン+ベルリンフィルハーモニー管弦楽団+スチュアート,
フィッシャー=ディースカウ他

カラヤンが初めてバイロイトに登場,曲が始まった途端に聴衆が「ワーグナーの書いた音符が全部
きこえる!」とびっくり仰天したそうだが,さもありなん。テンシュテットのようなノメノメした
感じの演奏もなくっちゃつまらないけど,カラヤンの演奏の見晴らしの良さ/気持ちの良さもほかの
指揮者では得がたい貴重なものだ。
尤も,僕はあんまり気にならなかったけど,ここでカラヤンが重用しているジョン・ヴィッカーズなる
歌手は甚だ評判が良くないらしい。まあ確かにカラヤンの声の趣味はちょっとね・・・まさか自分のガラガ
ラ声を聴き慣れてしまっているせいでもないんだろうけど。
84Wagner:ヴァークナ :2016/10/06(木)07:25:47 ID:O8G
【ビゼー:歌劇「カルメン」ハイライト】
クラウディオ・アバド+ロンドン交響楽団+ベルガンサ,ドミンゴ他

ベルガンサのカルメンは上品過ぎる気もするけれど,僕は一番好きだ。ドミンゴも悪くない。
エスカミーリョ役が下手くそでなんだか苦しそうに歌っているし,アバドの指揮もそれほど大
したものとは思えないけれど,全体としてはエレガントで聴きやすい『カルメン』だった。
85Dvorzak:ドゥヴォジャーク :2016/10/08(土)12:42:04 ID:BBh
【モーツァルト:歌劇「魔笛」ハイライト】
ネヴィル・マリナー+アカデミー・オブ・セイント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
+キリ・テ・カナワ+F.アライサ+S.レイミー他

歌手がたいへんに豪華版だが,肝心なのはやっぱりパパゲーノだ。オラフ・ベーアは真面目で誇張
のない歌いぶりで好感が持てる(どこか滑稽味があればもっと良いのだが)。
ベーアの歌い方に限らず,全体にいかにもマリナーらしい演奏である。この人は何を演ってもイギ
リスらしく上品で度外れなところがない。どこを取っても平均点はクリアしている。そこがつまら
ないと思う人もいるだろうが,僕はこの人のモーツァルト,嫌いではない。
86Dvorzak:ドゥヴォジャーク :2016/10/08(土)18:29:40 ID:BBh
【武満徹 「秋庭歌一具」】
伶楽舎

『越天楽』が好きなので,山野楽器に雅楽のCDを買いに行ったが,どこで売っているのか
わからず,しょうがなくてクラシック曲売り場でこれを買ってきた。
何だかよくわからない。まあ,一年くらいしたらまた聴いてみよう。
87Dvorzak:ドゥヴォジャーク :2016/10/08(土)18:41:56 ID:BBh
ベートーベン      谷川俊太郎

ちびだった
金はなかった
かっこわるかった
つんぼになった
女にふられた
かっこわるかった
遺書を書いた
死ななかった
かっこわるかった
さんざんだった
ひどいもんだった
なんともかっこわるい運命だった

かっこよすぎるカラヤン


・・・各氏絶賛の短詩(ライト・ヴァースと言うらしい)だけれど,僕にはさほどの
ものとは思われぬ。カラヤンだってちびでがらがら声だったし,晩年は実際の指揮は
聴衆に見えないところで影武者がやっていたそうだし,「なんでそこまで ...?」
という気がする。
88Millet:ミエ :2016/10/10(月)00:58:05 ID:P2o
【山下洋輔:ピアノ協奏曲第一番 即興演奏家のための《エンカウンター》】
佐渡裕+イタリア国立放送交響楽団+山下洋輔,植村昌弘

つまらくもないけど,こういうのは一度でじゅうぶんな気がする。
89ASUS:エイサス?アスース? :2016/10/11(火)17:16:26 ID:eLq
【ワーグナー:管弦楽名曲集】
メータ,シュタイン,ショルティ+ウィーンフィルハーモニー管弦楽団】

メータの《パルシファル》第一幕への前奏曲など聴いていると「この指揮者,何だか妙に
生々しい演奏をするところがあるな」と思えて面白い。彼も含めて戦後現れ期待された指
揮者達はなぜみんな “巨匠” と言えるような境位まで行かないのか,不思議だ。
ショルティの「ワルキューレの騎行」は,例の有名な全曲盤から抜いて持ってきた演奏らし
く歌入りだ。もちろん強力な演奏だけど(「馬力では誰にも負けないショルティ」!)どこが
そんなに名録音なのか,僕にはよくわからない。まあ安いCDだし,安い装置だからなぁ。
90ULTRAMAN:アルトラマン :2016/10/13(木)04:42:41 ID:DXZ
【モーツァルト:交響曲第40番,第41番「ジュピター」】
ネヴィル・マリナー+アカデミー・オブ・セイント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

マリナーらしく,軽く清明なるモーツァルト。名演というほどのもんではないだろうけど,第41番
など,僕にはベームの引き締め過ぎで少し不自然な感じのする演奏なんぞよりずっと好ましい。
そもそもモーツァルトの場合,交響曲ってジャンルはそんなに重要とは思えない。逆に協奏曲という
のは一般に,モーツァルトのもの以外はあんまり立派な作品はない気がする。
91名無しさん@おーぷん :2016/10/17(月)06:24:13 ID:Bib
【軍隊行進曲~クナッパーツ・ブッシュ/ポピュラーコンサート】

軍隊行進曲など,この怪物的指揮者にかかると,何だか巨大な岩山のような作品に聴こえる。
これが正統的な解釈だ,などと考える聴き手はクナのファンでもいないだろけれど,こういう
演奏を聴いてしまっては,ほかの演奏(マリナーのものとか)が薄味に感じてしまうのは致し
方あるまい。とに角,一度は聴いてご覧な。
92名無しさん@おーぷん :2016/10/17(月)06:26:51 ID:Bib
↑忘れてた。オケはウィーン・フィル。
93BOCONON :2016/10/26(水)13:10:24 ID:jBq
【ベストオブ ボブ・ディラン & 同 vol.2】 ①

ディランのノーベル賞受賞自体は何年も前から噂はあった(福田和也あたりがよく話題にしてた)から
今さら驚きはしない。でもボクは手放しで祝福する気分にはあまりならない。ディランの良さがボクにはいま
一つよくわからないのだ。「だったらディランも歌っているように “Don't criticize what you can't
understand” だ。理解できない事を批評すんじゃねえよ,このボケっ」とディラン及びディランのファン
に怒られそうな気もするが,ナニ以下は単なる感想である。
94BOCONON :2016/10/26(水)21:31:44 ID:jBq


ノーベル賞選考委員が「これは将来クラシック音楽として遇されるようになるだろう」と
思ったのかどうかは知らないが,取り合えず詞抜きでディランの曲について言えば,オレは
どうもあんまり面白いと思ったことがない。何だかいつもあんまりやる気のない歌いっぷり
な気がする。例外はジョージ・ハリソンが主催した『バングラデシュ・コンサート』くらいだ。
95BOCONON :2016/10/26(水)22:06:48 ID:jBq
この時のディランはギター一本で何か異様なくらい力強くぐいぐい歌っている。
これを聞いてボクは初めて『風に吹かれて』も『ミスター・タンバリンマン』も『激しい雨が
降る』も良さがわかった気がした。
でもこれ以外ではどうもな。正直ボクには大体ディランの曲は(そう言う人も多いようだが)彼
自身が歌ったものより,いろんなアーティストがカバーしたものの方が面白いと思ってしまう
のだ。
96BOCONON :2016/10/27(木)14:47:08 ID:tQV


たとえば『見張り塔からずっと』など,ジミ・ヘンドリックスのカヴァーヴァージョンの方が
ボクにはディランの自演よかずっと面白い。もっと良いのはデイヴ・メイソンがライブ盤で演じ
ているもの。ブライアン・フェリーのものは良く知らない。
97BOCONON :2016/10/27(木)15:19:19 ID:tQV


『風に吹かれて』も,もちろんピーター・ポール&マリーの方がディランの(スタジオ録音の)もの
よりずっと好ましい。ディランのオリジナルヴァージョンは学生の時ラジオで聴いたことがあって,
その時は「何だこのシロウトみてえな歌?」と思った。吉田拓郎ですら始めは「何やこれ,へたくそ
じゃのぅ」と思った,と語っていたくらいだし。
まあジュディ・コリンズのヴァージョンは「これは違うな...」と思ったけど。
98BOCONON :2016/10/29(土)12:38:54 ID:Yj3


『激しい雨が降る』にしても,ブライアン・フェリーが歌ったものの方がロックしていて愉しい。

・・・しかしまあ,こんな話をしていても切りがないな。ノーベル文学賞授与されたのはディラン
の詞/詩についてなのだから,その辺について考えてみよう。
99BOCONON :2016/11/03(木)22:32:37 ID:GRp
結論から言えば,ディランの詞は普通に考えて(少なくとも日本人には)意味不明である,と
いうのが実情であると思われる。実際今回もこの項を書くにあたっていろんなサイトを見てみ
たが,要するに「俺にはディランの詞/詩の意味がよ~くわかる」と自信を持って言っている人
間は一人も見つけることができなかった。

まあ僕は歌を歌うのが好きで,独逸語の歌もイタリアの歌もフランス語の歌も,無論英語の歌も
歌う。その経験からしても(以下次回)。
100BOCONON :2016/11/09(水)01:37:12 ID:zDX
その経験からしても,フォークソングのたぐいはクラシック曲より案外意味のわからないものが多いな。

【『ロッホ・ローモンド』~ジュディ・コリンズ‘クラシック・フォークソングズ’に収録のver.】

この歌の詞の意味は「五番街へ行ったならば」・・・じゃなかった,リフレイン部分の「君は高き道を行き
吾は低き道をゆく。スコツトランドには吾先に着くべし。されども吾は愛する人と再び会ふことかなはざら
む」というのが何を言っているのかわからないので,ネットで調べたのだが,結局「詞の意味については諸説
あり」で大した結論も出ないのであった。
101BOCONON :2016/11/09(水)01:46:35 ID:zDX
その後清水義範『夫婦で行くと意外とおいしいイギリス』なる文庫本読んでいたら
この詞の由来の有力な説が書いてあった。「なるほどそういうことならこの歌が哀切
な感じがする理由もわかるな」とは思ったものの,それが正しいか否は不分明である。

ところで清水義範は「ローモンド湖は民謡『ロッホ・ローモンド』で有名なところだそ
うで・・・」などと書いているが,この年代の人でもあの曲知らなかったりするものなのだ
ろうか。
まあ案外と知られていないせいで日本の作曲家にパクられたりするのかもね。
102BOCONON :2016/11/09(水)19:11:43 ID:zDX
【『イェルサレム』~シャーロット・チャーチ『天使の歌声』に収録のVer.】
【『聖地エルサレム』~エマーソン,レイク&パーマー『恐怖の頭脳改革』に収録のver.】
 その他いろいろ。

18世紀の詩人ウィリアム・ブレイクの予言詩に曲をつけたもの。原題は “And these feet
in ancient time” というのだそうだが,もうこのタイトルからして意味不明であるな。
ウィリアム・ブレイクの詩は難解で知られ,彼の絵画作品も,たとえば黙示録を題材にした何だ
かグロテスクな幻想と云った感じのもので,まあ好きな人は好きなのだろう。僕も『神曲』や『デ
ビルマン』など愛読していた学生時代ならまだしも,中年男になってしまってはもう無理。詞/詩
を読んでもどうも大したイメージもイモーションも湧いてこないのであった。「これは古代にイエ
スが英国を訪れたことがあるという伝説に基づいているのだ」と言われても「ヘンな伝説もあるもん
だな」としか思えぬ。
103BOCONON :2016/11/09(水)19:25:30 ID:zDX
だいたいどこを見たらこれが “予言” 詩だとわかるのやら・・・という有様だが,たぶん特に文学好きでも
ない英吉利人とて僕と似たようなものだろう。ただ「吾は闘ひの心忘るることなからむ」とか威勢が
良いのでイギリス,というより「イングランド第二の国歌」らしい気はする。
毎年BBCプロムスの最後にこの曲や,例のエルガー『威風堂々』に詞をつけた『希望と栄光の国』など
が歌われ,すさまじいくらいの盛り上がりを見せる場面などYOUTUBEで見ていると,何だかこっちまで
感激してしまうのであった。
と言って,イギリスという国は,ナチスドイツなどとはまた違った感じにしれっと残酷なことをしてきた
国だから,あまり好きにはなり切れないんだが。
104BOCONON :2016/11/12(土)10:57:47 ID:Nc0
【ドゥービー・ブラザーズ『或る愚か者の場合 what a fool believes』その他】

7~80年代のいろんなロックの古典的な曲の中に,僕も好きなものは沢山ある。この,マイク・マクド
ナルドが加入した後期ドゥービーズの曲などはすぐに思い浮かぶ。・・・そう言や,前期リーダーのトム・
ジョンストンはなんでいなくなっちゃったのかな? まだグループが落ち目になったわけでもないのにリ
ーダー交替とは不可解なことである。たぶん何か大人の事情があったのだ。トムがギャラの取り分につい
てゴネたりして,レコード会社から「じゃあ脱退してくれてもいいよ。代わりはこっちが探すから」なんて
言われたとか ...。
105BOCONON :2016/11/14(月)21:26:50 ID:Y3D
しかしまあ,そんな事はどうでもいいのだ。
この歌も,好きな歌だから詞を憶えて時折歌ってみるのだが,どうも詞の意味がわからない。
なにしろ英語の読解力がないので,僕はタイトルからして「なんて愚かしいことを信じ込んで
いるのだ,彼は!」てな意味だろう,と思っていたし(正解は無論 “ある一人の愚か者の信ずる
ところのもの”)
106BOCONON :2016/11/15(火)20:25:10 ID:3OC
意味不明な歌をうたうのもナンなので,泉山真奈実『英詞を味わう  洋楽名曲クロニクル』なる本を
買ってきて調べてみた。著者は音楽ライター/翻訳家その他多方面で活躍する人。
しかしこの本の ‘What A Fool Believes’ の読むと,この曲の詞というのはアメリカ人が聴いても
ほとんど何を言っているのやらわからないのだそうな。
まあそりゃそうだろうな。だって詞に具体的なところがほとんどないのだもの,分かる方がおかしい。何
だかこういう経験が多いな,英語の詩というのは。ランボー『地獄にてある季節に』なんかの方がまだわ
かりやすいや。
107BOCONON :2016/11/15(火)20:36:14 ID:3OC
さて,ディランの詩/詞がよくわからないので,いろいろ時間稼ぎに書いてきたが,やっぱり
僕にはよくわからぬ。まあノーベル賞なんてどうでもいいのである。サイエンスや経済学はま
だしも,歴代のノーベル文学賞やノーベル平和賞なんて “ベスト・ジーニスト” だの “眼鏡
ベストドレッサー” みた様なもので,「あなたは有名人だからこの賞を贈ります」というよな
ものに過ぎない。ディランも自分で多くの詩は「大した意味はない」と言っているし。
108BOCONON :2016/11/15(火)20:43:36 ID:3OC
まあこの前取り上げたウィリアム・ブレイクの詩 ‘Tyger’ を元にした詞も書いているのだから,
結構凝った造り方をしていて,意味がないってことはないだろけれど,そもそも英詩など専攻する
物好きな学生もあんまりいないし,どう見てもフランス詩の方が日本人にはずっと馴染みやすい。
それにディランが割とストレートに物を言っている詩は分かり易いけど,それだとどうもあんまり
大したものには見えない。『時代は変わる』とか,「大人たちよ,理解できないものを批評するな」
とか至極ありきたりである。案外底が浅い気もするのだ。
だからもう,こんな話をだらだら書きつけるのはやめよう。何のスレだかわからなくなってきたし。
109BOCONON :2016/11/15(火)21:02:19 ID:3OC
【 ‘I Vow To Thee My Country’ ~C.チャーチ『天使の歌声』Ver.】

平原綾香『ジュピター』というのがあるが,こちらはあのメロディを作曲者自身がコラール(=讃美
歌)に改作したもの。詞は外交官だか政治家だかが書いたものなので,美辞麗句並べただけのつまら
ないもの。だが,M.サッチャーの国葬で教会で歌われるところなど見ると,残響の豊かさもあって,
やっぱり感動してしまう。
CDはC.チャーチのものを挙げたが,一度 youtube でお聴き願いたいものだ。
            ↓
http://youtu.be/Prg-KwqPYQs
110BOCONON :2016/11/16(水)18:39:19 ID:Keg
「音楽はきらい,歌が好き!」(玉木正之の著書のタイトルになった台詞。元は誰の何の台詞
かは知りません)というわけで歌の話が続く。

【『悲しき天使』 ~メリー・ホプキン『ベストオブ・メリーホプキン』より】

クラシック曲ではないけれど,ロシア民謡だからOK(違うって説もあるが僕はよく知らない)。
タイトルが意味不明であるが,昔の洋楽シングルはむやみやたらに「悲しき〇〇」などといい加減
極まる邦題をつけられていたものだ。でももっとヒドいのもいろいろあって『ギター殺人者の凱旋』
とかいうのはさすがに「厨房でも恥しくて口に出せないだろ,そんなんじゃ」というわけで今は原題
で呼ばれるようになった。
111BOCONON :2016/11/16(水)19:02:29 ID:Keg
そんな事はとも角,この曲,原題を ‘Those Were The Days’ と言い,「いつもの店で
夜な夜な呑んで歌っていた若き日の僕ら。それがずっと続くものだと思いこんでいた」と云
った内容である。哀調を帯びたメロディで,これがおっさんおばはんの琴線に触れるらしく,
イギリスの中年以上が多めの宴席などではいまだによく歌われているらしい。
僕もこの曲憶えているから,いつか英国人のお酒の席に出たら歌ってやるつもりだ。
112BOCONON :2016/11/16(水)19:16:21 ID:Keg
そんなことはとも角,この曲,原題を ‘Those Were The Days’ と言い,内容は「夜な夜な
いつものお店で呑んでは歌っていた若き日の僕ら。それがずっと続くものだと思い込んでいた」と
云ったもの。
この曲,最近日本で中年女性向けの所謂エイジング・ケア商品(?)のCMで使われ,案外と若い
人たちにも「この曲なに?」と好評であったらしい。
イギリスでも,歌詞や哀調を帯びたメロディがおじさんおばさんの琴線に触れるらしく,中年以上
の多い宴席ではよく歌われるそうな。みんなでもはやあまり美しくない声で合唱したり。
僕もこの曲憶えているので,いつか英国人のお酒の席に呼ばれた時は歌ってやるつもりだ。
                ↓
http://youtu.be/h5P1NTNWgr8
113BOCONON :2016/11/16(水)19:16:40 ID:Keg
あれ?
114BOCONON :2016/11/18(金)08:10:27 ID:pUb
【 ‘Down By The Slley Gardens’ ~藤田恵美『camomile Best Audio 2』より】

銀座の山野楽器に所用があって行ったら,藤田恵美のCDがさかんにpushされていて,「誰?」と
思ったのだけれど,どうやら元ル・クプルの人らしい(と言っても僕は邦楽にはうといので良くは
知りませんが)。離婚したそうだから「今は La Madame と云ったところか」・・・と思っていたら
最近元夫とも共演したりするようになったそうだから,まあめでたいことではある。
った
115BOCONON :2016/11/18(金)08:24:57 ID:pUb
そんな事はとも角,この『サリイ・ガーデンズ』は,実に旋律の美しいアイルランド民謡で,たぶん
日本人好みでもある。しかし文部省唱歌には指定されなかったせいか「埴生の宿」や「夏のをはりの薔
薇」などに較べると知名度が低いのが残念だ(あるいは僕が知らないだけか知ら?)。
CDは藤田恵美のものを挙げたし,(仏蘭西人と同様)僕は概して甲高い女声,それもベルカントの発声
が好きではないので,この藤田恵美ヴァージョンはチェロの音のように好ましい。

でも本当はこれが一番好きだ。一度で良いから聴いてもらいたいと思う。
           ↓
http://youtu.be/j_VtaD9Wchk
116BOCONON :2016/11/23(水)03:53:21 ID:tBQ
【メシアン『トゥーランガリラ交響曲』】
小澤征爾+トロント交響楽団

小澤征爾若き日の名演が今でも手に入るとは驚きだ。何しろ1967年の録音だから,解説に
載っている写真見ても誰だかわからないようなもんである。
この録音は作曲者オリヴィエ・メシアン立ち会いのもとで行われたもので,小澤もやりづら
かったじゃないかと思ってしまうけれど,実際聴いてみると彼らしくこんな難曲を威勢よく
演奏していて,聴き較べたことはないけれど,これだけの演奏は滅多にないのは確かだろう
と思わせる。
作曲者の観ている前で『春の祭典』を演奏した時に,ストラヴィンスキーが「オザワは神の子
だっ!」と叫んだという話もむべなるかな。
117BOCONON :2016/11/27(日)22:07:33 ID:GVR
【『グレゴリアン・チャント(グレゴリオ聖歌集)】
イスマエル・フェルナンデス・デ・ラ・クエスタ指揮
シロス修道院合唱団

故倉橋由美子の反キリスト的な小説『城の中の城』中に,夫が勝手にクリスチャンになったことに
怒っている女主人公が,グレゴリオ聖歌を聴いている彼に「こういうのはまったくの hopeless と
いう感じがする」と云った意味のことを言う場面がある。僕も宗教音楽が苦手だから彼女の気持ちが
良くわかる。グレゴリオ聖歌とか,バッハなら『マタイ受難曲』や各種カンタータを聴いていると本当
に気が滅入ってしまう。『福音書』など読んだ時と同じで,目の前が真っ暗な気分になるのだ。多分世
の中そういう感受性の人間は少なからずいると思う。
118BOCONON :2016/11/27(日)22:17:47 ID:GVR
「お前らは無教養だから幸せなんだ,天国へ行けるんだから」だの「金持ちは天国に行けな
いから,私について来るならまず財産を全部処分して来い」だの,ひでえ言いぐさもあった
もんだ,と思う。こんないじけきった,どうみても半基地外な男の言う神なんてものを信じ
る人間は頭がおかしいと思う。

・・・とは言うものの,最近『主よ,人の望みの喜びよ』など,嫌いだったバッハ作品が意外
に聴けるので,このグレゴリオ聖歌のCDも聴き返してみたのだが,やっぱり無理だった。今
回も「世界の中には “静かな絶望” と云ったものも存在するのだな・・・」と思っただけであった。
119BOCONON :2016/11/29(火)19:27:53 ID:kNc
【『ブルックナー・交響曲8番】
セルジュ・チェリビダッケ+ミュンヘンP.O.

「BPO」と言われるとベルリン・フィルハーモニー・オーケストラかなと思ってしまうボク。
そんなことはとも角「チェリビダッケというのはどんな指揮者なのだろう?」と思って買ったCD。
でもこれは最晩年の演奏なので,さすがに解説を書いている許光俊もホメるのにいささか苦労して
いる感じだ。まあたぶんこの指揮者の熱烈なファン向けのCDなのだろう。これを聴いただけでは今
一つ真価がわかった気がしない。
120BOCONON :2016/12/01(木)07:35:56 ID:7BR
【オリヴィエ・メシアン『みどり児イエスに注ぐ20のまなざし』】
 ミシェル・ベロフ

同じメシアンの『前奏曲集』も入ったCD。ミシェル・ベロフは,若い頃は「ドビュッシー
の演奏に新時代を切り開いた」と言われたピアニストだとか。
・・・そう言えばボクも,大学生の時彼の弾いたドビュッシー『前奏曲集』を聴いたことがあった
な。今思い出した。
高田馬場駅前のレコード店の屋根裏みたいなクラシック売り場の,なんだかコワい爺様の
店員氏に選んでもらって買ったのだった。
でも当時も今もドゥビュッシィの音楽は僕にはあんまりぴんと来なくて,結局あまり聴かな
いで了った。
当時吉行淳之介が「ピンク・フロイドも聴かなくもないが,やはりドビュッシー,それもピ
アノ曲がいい」と書いていて,それは「さもありなん」と思ったけれど,繊細過ぎる音楽は
田舎者の僕の好みではない。
121BOCONON :2016/12/01(木)07:45:26 ID:7BR
メシアンの『前奏曲集』も,ドビュッシーの影響があらわな気がするものの,僕にはこっちの
方が(こういう言い方はどうかと思うが)「古いタイプのおゲージツ」という感じがしない分
聴いてて気持ちがいい。
ベロフはしかし,ドビュッシーもメシアンも得意とする,と言われている割にはこのCDでの『前
奏曲集』の演奏はどうもやる気のないような感じでよくない。
122BOCONON :2016/12/01(木)08:34:57 ID:7BR
良いのは『幼児イエズスにそそぐ20のまなざし』の方だ。何が良いかと言えば・・・エート,まあ
よくは分からないが,奥深く,異様な緊張感が漂い,「神秘的」な感じがするところ。
吾乍らずいぶんとありきたりな感想であるが,「神秘的な感じをそこなわないように演奏しなくて
はいけない」というのは,パリでメシアンに直接師事した日本の某ピアニスト女史もそう教えられ
たそうだから,別に間違いでもあるまい。
123BOCONON :2016/12/01(木)08:49:15 ID:7BR
「ボクはキリスト教や宗教音楽が好きではない」と上の方にも書いたが,それは必ずしも「理解
出来ない」というのと同じではない。このピアノ曲集も特に難解な気はしない。
とは言え,メシアンは熱烈なカトリック信者だそうで,だからこの『おさな子ジェジュ』も『福音
書』やキリスト教の伝承を音で表現しているようなものなのだろうと思う。でもボクはキリスト教
に詳しいわけでもないから,「ここはどんな場面を想像したらいいのか」なんてことはわからない。
124BOCONON :2016/12/01(木)08:58:03 ID:7BR
この神秘的な,時に激越な感じのする曲調は,メシアンが世界のいろいろな旋法を研究
したり,革新的なリズムを取り入れたりした結果でもあるらしいが,ピアノはほとんど
弾けず楽譜も読めない僕には何とも言いようがない。でもまあいちレコード愛好家として
はそんな事はどうでもいいのである。「いいぢゃん,面白けりゃあ」である。
125BOCONON :2016/12/01(木)09:11:26 ID:7BR
尤も一般的にはメシアンは難解と思われているらしいし,この曲にもホラー映画でもあるまい
に響きが「恐ろしいピアノ曲!」と思う人も結構いるらしいから,特にお奨めはしない。
ただ,クラシックでもPOPSでも,音楽というのは,初めて聴いた時には「なんだかわけわかんな
い曲だなあ」と思っても,何年かたってある日ふと「あれ? 今聴いたら面白いかも」と思う時が
あって実際聴いてみると面白い,ということが結構あるもので,だからCDでもなんでもなるべく
いろんな音楽を聴く機会は多くしたいものだと思うのである。
126BOCONON :2016/12/01(木)09:24:27 ID:7BR
僕にとってはベートーヴェン『運命』や『春の祭典』,ブルックナー『第九』などがそう
いう曲だった。
POPSなら,T.REX なんてのも,マーク・ボランが死んでから10年くらいしてやっと「おお
コリャ面白い。ZZ TOP といい,ブギってのは妙に気持ちのいいもんだなあ!」などと言
っている始末である。
127BOCONON :2016/12/01(木)09:35:08 ID:7BR
しかし,こういうのは音楽なら結構ある事なのに,文学ではほとんどないのは不思議であるな。
むしろ「若い時ならイケたんだけどなあ」ってことの方が多い。
「『マルドロールの歌』とか『裸のランチ』とか,今読めと言われても無理。ドストエフスキー
なんてのも,今じゃ“『大審問官』なんて,今読んだらドスト氏が読者に「凄い小説だなぁ・・・」って
思わせようと思っているのが丸わかりでちょっと苦笑しちゃうな” と云った按配である。
(いやな奴だねw)
128BOCONON :2016/12/01(木)09:42:21 ID:7BR
以下余談。

ミシェル・フーコー以来,フランス人・フランス系の MICHEL って男の名前は「ミシェル」と
表記する習慣が出来たらしい。さっきこの文章書く時,調べたいことがあったので「ミッシェル
ベロフ」で検索したら,「もしかしてミシェル・ベロフ?」なんてgoo公が出してきやがった言ってやがった。ならばついでだから,女の名前 MICHELLE は「ミシェール」と
129BOCONON :2016/12/01(木)09:51:31 ID:7BR
中途送信してしまった。

女名前は「ミシェール」と表記してもらいたいもんだ。でないとどうも「オバマ夫人ミッシェル」
なんて言われると違和感があって困る。「ゲイのカップルじゃあるまいし」と思ってしまって。

・・・そう言えば,ビートルズの「ミッシェル」って曲も,聴いていると明らかに “Michel” と
歌っていて,どうやらP.マッカートニーも区別つかなかいまま作ったらしい。これはまあ御愛嬌か。

以上余談(余談しか書いてないようなもんだが)終り。
130BOCONON :2016/12/01(木)09:59:52 ID:7BR
考えてみればしかし,「じゃあ今はM.ベロフはどうしているのだろう?」と思って調べて
みると,この人,練習のし過ぎか何かは知らないが,右手指を痛めて演奏活動からは遠ざか
っていたらしい。今は回復したらしいが ...

どうもイーヴォ・ポゴレリッチと言い,ブーニンと言い,山下和仁と言い,シャーロット・チャ
ーチと言い,あまりに若いうちから天才ぶりを発揮したような人は,その後いろんな意味であま
り順調には行かないことしばしばであるらしい。まことに残念なことである。
131BOCONON :2016/12/05(月)19:45:08 ID:cBp
【『ワーグナー管弦楽曲集 Ⅱ』】

「クナッパーツブッシュなんて,人気があるのはミュンヘンと日本だけ」なんて言う人もいる。僕も
「あれは宇野功芳氏が自分の売出しに使っただけで,そんなに大したもんじゃないんじゃなかろうか」
と思っていた。澁澤龍彦に於けるサドや小林信彦のマルクス兄弟みたいに。
でも聴いてみるとやっぱり「なるほどこんな豪胆かつ繊細な演奏をする怪物的な指揮者はほかにはいな
いな・・・」と思わせられる。
まあ,いつもスケールが大きくテンポが遅くて,しょっちゅう聴いていると,ワグナーでもブルックナー
でも「どれ聴いても同じ」という気がしてくるのが難点であるが。
132BOCONON :2016/12/06(火)21:12:39 ID:uXR
↑演奏者を書き忘れた。

ハンス・クナッパーツブッシュ指揮+ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
133BOCONON :2016/12/07(水)02:24:20 ID:kjQ
【モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集3】
 マリア=ジョアオ・ピリス

以前劇団ひとりがTVで日本の某指揮者(なんだかチャラい)に「素朴な質問なんですが,
指揮者によって演奏もずゐぶん違った感じになるんですか?」などと聞いていて,僕は
「そんなことを聞くような人もいるんだな ...」とちょっとびっくりしてしまった事
があった。
でもまあクラシック音楽など聴かない人はそんなものかも知れない。考えてみれば,僕も
クラシック音楽聴き始めた頃は演奏家など気にせずレコード買ってたし。
134BOCONON :2016/12/07(水)02:30:37 ID:kjQ
そんなことはとも角,およそモーツァルトくらい演奏家によって良し悪しが極端にわかれる
作曲家はおるまい。で,このCD買ったのは,トルコ行進曲つきのソナタを聴くためだったの
だけれど,ピリスという人は僕はよく知らなかった。ただモーツァルトのピアノソナタ全集
なんてものを出してもらえるなら最近評判のいい人なんだろうと思ったのだ。
135BOCONON :2016/12/07(水)02:43:19 ID:kjQ
でもこの人とは相性が良くなかったようである。奥深いような考え深いような感じのする
演奏だとは思ったものの,どうも心に響いてこない。また探しに行かなくっちゃなるまい。

ところで,2ch.には時々「なんでそんなつまらぬことを話題にしようと思ったんだろ?」と
思うようなスレッドが立つことがあるが,これもそんな感じであるな。
              ↓
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/5140985.html

子供のうちからピアノやギターなど弄っていた人間なら誰でもできるような
ものを「肉体の突然変異」って,やれやれ(苦笑)。
136BOCONON :2016/12/12(月)22:22:27 ID:0KB
【モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲/クラリネット協奏曲】
 オルフェウス室内管弦楽団

アメリカでは,中国人の職業と言えば洗濯屋,日本人なら庭師,音楽家はロシア人・・・と
云ったようなイメージがあるそうな。今でもあるらしくて,アメリカに禅の修行に行った
日本の坊さんがアルバイトに庭師をやっていた,なんて話を最近も聴いた(幻冬舎新書『ア
ップデートする仏教』)。
137BOCONON :2016/12/12(月)22:26:41 ID:0KB
音楽家も,ロシア人かどうかはとも角,アメリカのオーケストラだからってアメリカ人ばかり
というわけでもないのは誰でも知っているようなものだ。
しかし,不思議とアメリカのオーケストラはやっぱりアメリカ的な翳りのない音を出す。例えば
トランペットの音も何かパンパカパンと云ったふうな音だ。
138BOCONON :2016/12/13(火)12:22:54 ID:lqm
だから・・・というのはあまりにありきたりな感想かも知れないが,おれにゃあアメリカの
オーケストラはモーツァルトを演奏には不向きであると思える。少なくともブルーノ・ワルター
やジョージ・セルのような極めてヨーロッパ的な指揮者の棒でなければ。たとえバーンスタイン
が自らピアノを弾いているピアノ協奏曲であっても,だ(吉田秀和はバーンスタインがオケに向
かって投げキッスをしながら弾いているのを客席で見て「もう帰っちゃおうかな」と思ったそう
だが,さもありなん)。
139BOCONON :2016/12/13(火)12:58:03 ID:lqm
以上のようなことばかり書いていると「要するに,お前がオルフェウス室内管の演奏が気に
入らなかった理由として尤もらしい理屈をつけてるだけだろ」と言われそうだが,その通り。
だが,案外それが実際のところかも知れない気もするのだ。およそモーツァルトの曲の名盤
なんて話になると,大体アメリカの演奏者のものを挙げる人はあまりいないし。
140BOCONON :2016/12/13(火)13:24:18 ID:lqm
このCDも明るい感じの演奏なのはいいとしても,屈折したところががなさ過ぎてモーツァルトの
音楽という感じがオレにはあまりしない。
例の「魔術的転調」あるいは「いささか情緒不安定な感じのする調性の乱れ」を感じさせる部分もこの
室内管はあまり気にかけているようには見えない。陰影がなさすぎる。
要するに「まるでイージーリスニング音楽みてえで聴いても聴かなくってもいいような演奏だなぁ」と
オレは思ってしまうのだ。
141BOCONON :2016/12/13(火)13:37:27 ID:lqm
しかしこのCDを絶賛する人も案外多いらしく「モーツァルトは苦手だからふだんはあまり
聴かないけれど,これは気に入った。素晴らしい演奏だ」なんて言っていたりする。そうい
う人にはオレが以上書いたような事が逆に魅力になっているのじゃないか,という気がしな
いでもない。
142BOCONON :2016/12/13(火)13:45:35 ID:lqm
しかしまあ,そんなことはどうでもいいのだ。
何にしても,オレ個人としては「こういう演奏はちょっと違うと思うな」としか
思われず,ちょっと無理なCDであった。

まあ,この曲,池袋の街を歩いていたら,例の小林秀雄の体験談のように突然
ランパル/ラスキーヌの演奏が耳元で鳴ったような感じがしたので,CDが欲しく
なったのだった。でもCD店に行ったら,定評のある名盤と云ったCDがなく,仕
方なしに買ったものだから,誰のせいでもない。結局オレが悪いのである。
今度似たようなことがあったら,その時は中古レコード店に行こうっと。
143BOCONON :2016/12/15(木)09:05:49 ID:A5K
【『トルコ行進曲/プロティッチ・モーツァルト・リサイタル』】
 スヴェトラ・プロティッチ

聞いたことのない演奏家だし,録音場所が入間市市民文化会館だったりして「どういう人
なんだろ?」と思ったが,後で聞いた話では割と最近まで同志社女子大で教えていた人な
んだそうな。
まさか「だから日本人の好みがよくわかっていてそれに合わせて演奏した」というわけでも
あるまいけれど,このCDは良い。非常に良い。「何も足さず何も引かない」と云った演奏な
のに不思議と聴き入ってしまう。僕はピリスなんぞよりよほど良い演奏だと思うな。
144BOCONON :2016/12/20(火)11:20:32 ID:LqH
【ムソルグスキー:《展覧会の絵》/ラヴェル《高雅にして感傷的なワルツ》】
 イーヴォ・ポゴレリチ

ラヴェルは僕はどうでもいいので,『展覧会の絵』目当てで買ったCD。ラヴェル編曲の管弦楽版は
僕には面白くない。「これはどうも違うな ...」と思う。「なんだか映画音楽みてえ」と。
これはしかし,話があべこべで,映画音楽の作曲家たちがクラシック音楽に学んだせいで似た響きが
するのだろう。この『展覧会の絵』も昔の恐怖映画みたいな感じのするところがあちこちある。『禿山
の一夜』と言い,ムソルグスキーには怪奇趣味のようなものがあり,ホラー好きの多いゲイの男らしく
ラヴェルもその辺に感応したのだろう,と僕は勝手に解釈している。
145BOCONON :2016/12/21(水)06:01:00 ID:mKo
そんな事はとも角,僕の若い頃会社のクラシック音楽好きの先輩が言っていたように,
「『展覧会の絵』は本当はピアノ版の方がずっと良いのだ」・・・と言って良いのか迷う
ような演奏だなあ,ポゴレリチのこのCDは。
あまりに個性的過ぎて,僕はなんだか山下洋輔の『ボレロ』等を思い出した。「異様な
世界を見せてやるぜ」と云った気持ちが丸出しなところも似ている。普通ならそんな演
奏など馬鹿々々しいだけの筈なのに割と愉快に聴けるところなど,ますます似ている。
もしかして山下はポゴレリチをリスペクトしているんじゃないのかね。
146BOCONON :2016/12/22(木)08:19:39 ID:yvg
しかしまあ,そんな事はどうでもいいのだった。
20世紀は「演奏の時代」でもあり,その演奏も「客観主義」の時代でもあった,と言へり。
例えばカール・ベームは元来職人型の指揮者であるのに,晩年は必要以上に持ち上げられ,カラ
ヤンなどとは対蹠的(「たいせきてき」と読むべし)な存在だと思われていた。しかし当の二人は
案外と仲が良く「よう,ヘルベルト!」「おお,マエストロ!」と云った調子であった。
147BOCONON :2016/12/22(木)08:31:57 ID:yvg
カラヤンは,見かけはともかく,小澤征爾を含む弟子たちに「オーケストラをドライヴしては
いけない」と常々教えていたし,テンポなどは違ってもベームと同様客観主義的な指揮者では
あったのだ。
しかし,アーノンクールのように,古楽≒作品当時の響きを再現できるようでなければ,一体何
が「客観」的なのやらわからないようなものだ。
148BOCONON :2016/12/22(木)08:45:19 ID:yvg
「作品発表当時」だった。

それ故僕は,あんまり好きじゃないベートーヴェン『運命』などもアーノンクール+ヨーロッパ
室内管の演奏なら安心して聴けると思うのである。

一方ポゴレリチは,作曲者の強弱指定を無視したりするので有名な曲者であるが,これも俺の
考えでは一種の客観主義である。何しろ始めからショパン・コンクールでは審査員には落とされ
たのに聴衆には大ウケだったのだから。
149BOCONON :2016/12/22(木)08:52:40 ID:yvg
何が言いたいかと言えば,フルトヴェングラーの言うように「音楽は演奏者と聴衆が作るもの」で
あるとすれば,ポゴレリチのように無茶苦茶なようでも聴衆を確実に楽しませることが出来る者
こそ本当の客観主義と呼ぶべきだ,ということだ。
聴衆満足度を考えず,ただ楽譜に忠実なだけで,青白く痩せ細った客観主義的演奏なんてものに何
の意味があろう? ポゴレリチは客観主義なんてものは腹の中で嗤っているに違いない。だからオレは
ポゴレリチを断乎支持する。ショパン・コンクールでアルゲリッチが「彼は天才よ!」と叫んだのも
天才同士らしいことで,むべなる哉である。
150BOCONON :2016/12/27(火)12:58:20 ID:vVV
【ベートーヴェン:交響曲第九盤】
 フェレンツ・フリッチャイ+ベルリン・フィル
 ゼーフリート,フォレスター,フィッシャー=ディースカウ,へフリガー他

フィッシャー=ディースカウ目当てで買ったのだけれど,演奏全体が良いレコードだった。『第九』の
決定盤と云ったものはあるようでないものだ。いつまでもフルトヴェングラーでもないだろうしなあ。
この演奏はしかし,一つの決定盤として具眼の士には聴きつがれていくだろうと思う。フィッシャー=
ディースカウの,あの計算し尽くしたような歌いぶりは,時にいや味な感じがしないでもないが,この
曲には合っている。冗長になりがちな第四章を引き締まったとものにしているのだ。女声陣も良い。
尤も僕はへフリガーの声は何だか爺むさい感じがして好きにはなれないけれど,そこには目をつぶること
にしている。あの声が好きな人にはますますお奨めできる演奏だ。
151BOCONON :2016/12/27(火)20:06:03 ID:vVV
【ベートーヴェン:交響曲第九番「合唱」】

レナード・バーンスタイン+ウィーンP.O.
ジョーンズ,シュヴァルツ,コロ,モル他

年末だから第九を聴き返している。レコード・アカデミー賞というのは誰が選んでいるのかは知らないが
ともかくも一聴には値するレコードが選ばれている気がする。このCDもまあ,パワフルという点では誰に
も負けない,と云ったもので「本当にこりゃ,バーンスタインでなきゃこんな演奏できないよなあ・・・」と思
う。
バーンスタインが来日した時,岩城宏之がオフの日つき合っていたら,バーンスタインは寝ないでずっとはしゃ
ぎ,野球をやって遊び,風呂で大騒ぎと云った調子でみんながへとへとになった頃ようやく帰って行ったとか。
いかにもアメリカ的な指揮者ではあるけれど,こういう人はもう出るまいと思うとなんだか悲しくなる。
僕もこんな,レコード聴いてるだけでも疲れるようなお方とつき合うのは勘弁してもらいたいが。
152BOCONON :2016/12/31(土)11:00:47 ID:JbT
・・・なんだかこれではあんまり誉めている感じがしないな。
でも実際あまりに圧倒的にエネルギッシュなのも考えもので,聴いていて疲れて
しまう,というのは事実だから,僕にとっては愛聴盤にするのはちょっと無理。
『第九』演奏のスタンダードにもなるまい。
153BOCONON :2016/12/31(土)11:01:42 ID:JbT
だがこれは一度は聴くべき録音だ。アメリカは20世紀にこういう,天才と言うより
はまさに天衣無縫,唯一無二な指揮者を生んだことをずっと誇りにすることが出来る
だろう。
(正直なところ,僕は今後21世紀には,アメリカの時代と言うより近代の終りが来た
ことが今後どんどんとはっきりしてくるだろうと思っているが,それゆえ尚更レニー
の生きていた頃が懐かしく思われるのだ。)
154BOCONON :2017/01/03(火)12:58:37 ID:EVX
【ロドリーゴ:アランフェス協奏曲・他】
 ナルシソ・イエペス
 オドン・アロンソ+スペイン放送交響楽団

これのLPレコードは僕が若い時よく聴いたもの。懐かしくて買ってきて聴いてみたのだ。
今の耳には「どうもイエペスというのは意外に力まかせに弾いていて,センサイさが足り
ない気がするな」という気がする。いくらイエペスが広めたレパートリーとは言え,だ。
そういうスタイルが映画『禁じられた遊び』サウンド・トラックでは張りつめた感じがして
良かったのだが。
155BOCONON :2017/01/03(火)13:04:41 ID:EVX
イエペスが広めた,と言うよりは広めようとして失敗した10弦ギターなんてものも,どうもあまり
大した意味のあるものではない。イエペスの弟子の荘村清志も帰国してしばらくは10弦ギターを使っ
てはいたのだが,今は普通の6弦ギターを使っている。たぶん「こんなもの弾きにくいだけだな」と思
ったのだろう。
156BOCONON :2017/01/04(水)03:29:39 ID:RMP
正直僕にはどうも『禁じられた遊び』のサントラと『アランフェス協奏曲』を世に広めた,と
いう以外には,イエペスというギタリストはあんまり大した仕事はしていないんじゃないのか,
という気がしているのだ。さらに言えば結構「一発当ててやろう」という気持ちの強い人なのじゃ
ないか,と。
まあそんなに何枚もイエペスのレコード買って聴いたわけじゃないから,単なる印象に過ぎない
のではあるが。
157BOCONON :2017/01/05(木)16:24:03 ID:NQZ
でも例えば『愛のロマンス』(=いわゆる『禁じられた遊び』)が古い映画音楽を集めたCDなどに
収録されているのを聴くと,この曲だけは明らかにサウンドトラックから取ったものでなく,イエ
ペスが弾き直した演奏になっている。それも明らかに手抜き演奏をしている。「この程度なら日本の
アマチュアでももっと上手く弾ける人は少なくはあるまい」と云った程度の。
レコード会社は「ベスト盤にはライヴ・ヴァージョンを収録しておきました:もっとちゃんとした演
奏を聴きたければ元のレコードを買って下さい)と云ったセコいやり方をよくする。
158BOCONON :2017/01/05(木)16:34:00 ID:NQZ
おかげでジョージ・ハリソン『ヒア・カムズ・ザ・サン』とか,D.ホール&J.オーツ『ウェ
イト・フォー・ミー』などが聴きたければ,結局オリジナル・アルバムを買わにゃならなくて
どうも苛立たしい思いをさせられたりする。いくら今どきCDなんぞ買う人なんてものは最早物
好きな人に分類されるとは言え,だ。
でもイエペスみたいにクラシック畑のCD/レコードではそういうことをするなんて話はあんまり
聞いたことがないな,僕は。
159BOCONON :2017/01/08(日)11:47:39 ID:j4g
そんな事はレコード会社のやったことで,N.イエペスのあずかり知らぬことである,なんて
言い訳は成り立たない。なぜなら,上記の通り彼は明らかにあんまりやる気のない=真剣味の
ない演奏をしているのだから。僕ならこんな演奏を人に聴かせようとは思わないな。恥にしか
ならないようなものだもの。
160BOCONON :2017/01/08(日)11:55:09 ID:j4g
10弦ギターにしても同じようなものだ。
もともとは「共鳴弦としての役割もする弦ががないと音によって響きの深い浅いが
出てきてしまう,とか何とか言っていた筈だが,そのうち面倒になってきたらしい。
外国の某音楽誌の記者が「なぜ10弦ギターを使うのか?」と訊くと,「リュートのため
の曲を弾く時やピアノの曲をギターで弾く時に有利だからです」などと答えている。
161BOCONON :2017/01/08(日)12:00:36 ID:j4g
それで記者が「ならばリュートを弾けばよいではないですか?」と聞くと,イエペスは
「わたしはギターの音の方が好きだからギターを弾きます」と答えている。
しかし,僕の知る限りイエペスは,例えばJ.S.バッハ『リュート組曲』等,リュートの
ための曲をギターで弾くという活動に熱心だった,なんて話は聞いたことがない。ピアノ
の曲をアレンジしてギターで弾くなんて活動もしかり,である。
162BOCONON :2017/01/10(火)13:03:43 ID:McC
だらだら書いていたら,何を言おうと思っていたのか忘れてしまった。
要するに,イエペスという人は山っ気がある,或いは見かけによらず,計算高い
人ではないか,と思ったのだった。
改めてもう一度聴いてみると,件の『アランフェス協奏曲』,若い頃始めて聴いた
時ほどではなかったが,案外悪くなかったが。
163BOCONON :2017/01/10(火)13:05:34 ID:McC
しかし,いつかNHK Eテレで荘村清志が『アランフェス協奏曲』を演奏するのを視ていたら,何
とまあ冒頭の主題を全部ダウンストロークで弾いていた。ギター弾く人ならわかると思うが,ふ
つうそんな弾き方は考えられない。弾きにくいし,実際リズムがひどく不自然でぎくしゃくした
感じになってしまっていて,どうにも気持ちの悪い演奏であった。
そう弾くように教わったのか否かは知らないが,この人,イエペスに師事したのは失敗だったのじゃ
ないのかしらん?
164BOCONON :2017/01/14(土)11:54:04 ID:Sfq
【ロドリーゴ:アランフェス協奏曲・他】
 エドゥアルド・フェルナンデス
 ミゲル・ゴメス=マルティネス+イギリス室内管弦楽団

このCDは特に世評が高くはないようである。おまけに故宇野功芳御大の推薦盤と来ている。となれば
「またクレンペラー『フィガロの結婚』みたいなヘンな演奏を推薦しているのじゃあるまいかね?」と身
構える人がいても,まあ致し方あるまい。実際肩透かしをくらう人は多かろう。なぜと言うに,録音が
ふつうと違ってギターをよく聴こえるように前面に押し出してはいないから。
165BOCONON :2017/01/14(土)12:00:22 ID:Sfq
ギターというのは(図体の大きい割に)非常に音の小さい楽器だ,という事を知っている人は
どれほどいるものやら。僕の経験からすると,案外多いんじゃないかという気もする。だから
この曲を演奏する時には,ギターの後ろに衝立を置いたり,中にはコンタクト・ピックアップを
つけてエレキギターよろしくアンプで音を出す人もいたりする。
166BOCONON :2017/01/14(土)12:15:16 ID:Sfq
斯様にオーケストラの音とつり合いが取りにくい楽器なのだ。

レコード等のために録音する場合もちょっと工夫がいる。普通はオーケストラ用のマイクとは
別に専用のマイクをあてがってギターの音を大きくかつ聴き取り易いように録るのである。
今回取り上げたCDはそれをやっていない。だからギターの音の小ささというのがよくわかるの
だ。しかしそんな事がわかってもたいていの人は嬉しくもあるまい。このCDもだからあまり売
れなかっただろうと思われる。
167BOCONON :2017/01/15(日)11:11:52 ID:0I8
でも一寸考えてもらいたい。この作品はそんな録音の仕方なんてあり得ない時代に発表されたものだ。
すなわち本来このCDのような音世界こそ,作曲者ロドリーゴの意図したものに近い,ということなのだ。
実際このCDを聴くまで,僕は(たぶん大部分の聴き手と同じく)ギターの音しか耳に入っていないような
ものであった。この曲の管弦楽がいかに雄弁であるかに気が向かないでいたのはしかし,実に勿体ない
ことをしていたものだ,と今は思うのである。
168BOCONON :2017/01/15(日)22:02:59 ID:0I8
第一楽章で管弦楽が急に晴れやかな調子になるところや,第二楽章の響きの悲痛さなど
このCDを聴くまで(きこえてはいても)真に心に沁みてはこなかったのだ・・・。

とは言え,だからこういう演奏を聴いていなければこの曲を本当にわかったことにはなら
ない,とまで言うつもりはない。だが「パイヤールの ‘パッヘルベルのカノン’ とかクナッ
パーツブッシュの ‘軍隊行進曲’ ,ジャニス・ジョプリンの ‘サマータイム’ など,通俗
名曲のようなものをまったく違った曲のように演奏して驚かせてくれる人がいるのは嬉しい
ね」と僕は思うのである。
169BOCONON :2017/02/01(水)12:00:26 ID:Cvn
【マーラー:交響曲《大地の歌》】
 ヘルベルト・フォン・カラヤン+ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ルネ・コロ,クリスタ・ルートヴィヒ

『大地の歌』はいろいろといかがわしくややこしい曲である。そもそも詞のもとになったという
ハンス・ベトゥゲ『支那の笛 中国の抒情詩による模倣作』というのが,既に一体誰の何の詩を
模倣したのやらわからぬ。それをマーラーがさらに改作したというのだから尚更である。
詩の内容も,なにやら『ルバイヤート』のように人生のはかなさを歌っているかのようであるが,
漢詩というものは元来そういうものではないのである。
170BOCONON :2017/02/01(水)12:13:06 ID:Cvn
漢詩は基本的に中国のエリート中のエリートであるところの高級官僚にしか作れないようなものだ。
なぜなら漢文というのは古代から伝わる文章語で,文法らしい文法もないようなシロモノなので
中国人にとっても外国語みたいなものであるから。ただ “中国語” なんてものは厳密にはないので,
官僚が全国で使える読み書き言葉として使っていただけだ。
171BOCONON :2017/02/01(水)12:19:16 ID:Cvn
従って漢詩というのも高級官僚でもなきゃ作れないし,読めない。その内容も本来は官僚と
しての志を述べるものである。どうもベトゥゲもマーラーもその辺はよくわかっていないら
しく『大地の歌』も言わば軟弱過ぎるようなものである。だいいちベトゥゲの『支那の笛』と
いうのも文学的価値なんてものがあるかは疑わしい程度のものだ。
172名無しさん@おーぷん :2017/02/01(水)20:04:25 ID:uLX
ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調
 ベーム指揮ベルリン・フィル
173BOCONON :2017/02/06(月)11:52:23 ID:KA2
作曲者自身もかなりの程度奇矯な人物だ。マーラーの指揮ぶりが音も画像も残されていないのが
残念だが,伝聞ではひどい癇癪持ちで,オペラなど指揮する時,気に入らないと舞台奥の合唱隊
のところにまで文句を言いに行ったとか。
そういう人物が,こういう「退廃の産物に過ぎない」と言われかねない詩に曲をつけようと言うのだ
から単に偏屈なだけの人間であったはずもないのである。
174BOCONON :2017/02/07(火)13:50:18 ID:5qN
そして彼がユダヤ人であることもこの曲の出来上がりに大きくかかわっていることは間違いない。
ユダヤ人と言えば,サイモン&ガーファンクルやウディ・アレンなど見てもわかるように,知性
的であり,また神経症的でもある。
しかし一方では,喜劇の大物と言えばたいていユダヤ人だったりもする(チャップリン,マルクス兄
弟,メル・ブルックス等々)。ヴァイオリンの名人と言うと奇妙にユダヤ系が多いのもよく知られ
た事実である(僕は好きではないがアイザック・スターン等)。笑いや情緒表現に優れてもいるのだ。
175名無しさん@おーぷん :2017/02/11(土)10:58:24 ID:RpW
ドヴォルザーク 交響曲第7番 ニ短調
クーベリック指揮 ベルリン・フィル
176BOCONON :2017/02/15(水)01:07:05 ID:z7U
なんだか理屈っぽいことや薀蓄ばかり書いていて,自分でも面白くないな。
まあ,要は『大地の歌』はスケールが大きくて複雑というのか,少し雑然とした
感じがしなくもない作品だ。だからいろんなな解釈が出来る。演奏の方向性も
多様であり得るし,実際にも多様である。
177BOCONON :2017/02/15(水)01:13:30 ID:z7U
というわけで,カラヤンの『大地の歌』の場合,この指揮者らしくひたすら美しさを
追求したものになっている。「ああいう曲がただ美しいだけでいいわけ?」と思う人も
いよう。でも作曲者も演奏者も別段思想家でも文学者でもないのだから,そんな事は
気にしなくてよろしい。ベートーヴェン『第九』と同じで,そんなに奥深い作品と考
えなきゃならない理由なんぞない。
178BOCONON :2017/02/15(水)01:21:42 ID:z7U
だからこの演奏も存在意義は大いにある。
ルネ・コロなんて妙に明るくのんびりした感じで歌っていて楽しげである。
クルスタ・ル-トヴィヒも深刻にならず,女性らしくていいや。その分,終
楽章を最後まで聴くのは少し退屈だけど。
しかし,カラヤンに限らずたいていの指揮者は歌中心の演奏をしているけれど
連作歌曲じゃないんだから,これではやっぱり何か物足りないのであった。
179BOCONON :2017/02/28(火)13:11:47 ID:zVE
【マーラー:交響曲《大地の歌》】

ジュゼッペ・シノーポリ+シュターツカペレ・ドレスデン
イリス・ヴェルミオン,キース・ルイス

シノーポリは一時は大変な人気指揮者だったけれど,死後急速に忘れられつつあるようである。
人気商売にはよくある話ではあるが。しかし,今でもこのCDだけはレコード店ではよく見かける
ので,これを高く評価する人は少なからずいると思われる。
(反対に中古レコード店でやたらに目にするのがP.ブーレーズのものだ。LLブラザースのシング
ルみたいな按配で,多分よほどつまらない演奏なのだろう。)
180BOCONON :2017/02/28(火)13:16:41 ID:zVE
そんなことはとも角,精神科医になるような人間はたいがい根っから明るい人間ではなかったり
するもので,シノーポリも自他ともに認める「細かいことを気にし過ぎる性格」だったらしい。
僕思うに,この演奏はそうした嗜癖が効果的を上げている。『大地の歌』というのは一筋縄では
いかない作品で,第一楽章など,歌手が悲痛な叫びを上げていつつもオーケストラは案外明るい
感じのフレーズ・音を響かせていたりするのだ。
181BOCONON :2017/02/28(火)13:31:36 ID:zVE
悪く言えば,何だかゴチャゴチャした感じのする曲なのだが,それをゴチャゴチャしたまま
(故意にか意識的にかは不明ながら)鳴らしている。聴く方もたぶん同様に受け留めなければ
この曲の意図するところはわからないのじゃないかという気がする。
それが何か,なんてことを事細かに説明するというのは僕の手に余る。でもこのCDを聴いて
僕はやっとこの曲を最後までつながっているものとして感じ取ることができた。歌が中心の
演奏ではたぶん駄目なのだ。それでは第二楽章や終楽章は退屈してしまう。マーラーがもとも
とこれは連作歌曲にするつもりだったのを敢えて交響曲とした以上,オーケストラが雄弁かつ
楽譜に書いてあることを事細かに再現してくれなきゃ困るのである。
こうしたわけで,僕は正直この演奏こそが本当の『大地の歌』だ,という気がするのである。
182BOCONON :2017/03/01(水)12:08:04 ID:p0T
【モーツァルト:歌芝居《魔笛》】
ニコラウス・アーノンクール+チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱隊
グルベローヴァ,サルミネン他

最近オペラ全曲盤なんてものはなかなか出なくなった。これもアーノンクール若き日の録音
の輸入物。
歌の間を台詞ではなくナレーションで処理している。どうせ話は舞台芸術らしく(源義経が
寿司屋をやっている類の)馬鹿々々しくも支離滅裂なものなのだから,この方が聴きやすくて
いいや。それに案外と独逸語の響きは美しいものだと思うし。
演奏は,全体に夢幻的な雰囲気がよく出ていて好ましい。アーノンクールは晩年来日した時
も会場には空席が目立ったそうで,結局日本では正当に評価されずじまいなのが口おしく,腹
立たしい。
しかし困ったことに,このCDは “主役” のパパゲーノを歌ったアントン・シャリンガーという
のが,どうも変に崩して歌う歌手なのでいただけない。せっかく歌い手陣がおおよそ録音でなけ
れば不可能な豪華版なのにこれでは ...。返すがえすも残念なことである。
183名無しさん@おーぷん :2017/03/04(土)16:16:48 ID:icF
ペライアのシューベルト即興曲集
184名無しさん@おーぷん :2017/03/04(土)18:31:26 ID:v0r
フランク 交響曲ニ短調
リッカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ
185名無しさん@おーぷん :2017/03/17(金)22:16:44 ID:Xjh
テスト
186名無しさん@おーぷん :2017/05/14(日)12:39:20 ID:epJ
産まれて初めて買ったレコードでもある、ホロヴィッツの65年のライブ。
ふたつのスカルラッテイとひとつのシューマン もうひとつは夜にでも
187名無しさん@おーぷん :2017/10/12(木)12:15:26 ID:5GY
【ムソルグスキー:ピアノ組曲《展覧会の絵》】
イーヴォ・ポゴレリッチ

以前どこかにラヴェル編曲の管弦楽版について「自分にはゲイ男子的オカルト趣味も怪奇趣味も
ないのであんまり面白くない」と書いた。その時は言わなかったけれど,管弦楽版はそれに加う
るに「管弦楽版てなんだか映画音楽みたいな感じがするな」という気持ちもあったのだった。「ム
ソルグスキーはこんな華麗なる音楽を作りたかったわけじゃあるまい」と。
188名無しさん@おーぷん :2017/10/12(木)12:43:05 ID:5GY
まあ,映画音楽も好きだけど,クラシック音楽が映画音楽みたいに聴こえちゃな・・・いや
ラヴェルのようなみたいな現代に近い時代の作曲家たちは,むしろ映画音楽の作曲家の方が
クラシック音楽からいろいろと学んだと言うべきだろう。あるいはパクリをやったり。『ス
ター・ウォーズ』ダース・ヴェイダーのテーマなどはあの例の葬送行進曲を下敷きにしてい
るのだろうけれど,分かりやす過ぎて今さら腹も立ててもバカみたいであるな。
189名無しさん@おーぷん :2017/10/12(木)12:51:03 ID:5GY
「ムソルグスキーはアル中だった」と言うと腹を立てる奴もいたりして面倒であるな。
確かにアルコール依存症の厳密な定義はないが,それは「ただの変な人と本当のキ○ガ
イはどこが違うんだ?」というようなもので,議論しても無益である。ああいう「自分で
自分の命を縮めているような酒呑みのことはとりあえずアル中と呼び,治療を受けさせ
なきゃどうにもならないのだ。
190名無しさん@おーぷん :2017/10/12(木)12:57:20 ID:5GY
・・・それで何の話だったかな。
まあ,アル中だから『展覧会の絵』みたいな作品を書いたのだ,とは言えなくとも,ムソル
グスキーが何かどろどろしたものを抱えて生きていたには違いあるまい。まさか酒を飲み
つつ書いたわけではあるまいとは言え,だ(さすがに酔ってちゃろくな作品はできない)。
だからあの曲のそういう部分を抉り出すような演奏が聴きたけりゃ,そりゃピアノ版の方が
良かろうと思って買ったのがこれだ。
191名無しさん@おーぷん :2017/10/12(木)13:06:57 ID:5GY
これは当たりだった。僕はピアノ音楽には詳しくないので,ポゴレリッチが今どんな評価を
されているのかは知らないが,もうジャケットの写真見ただけでも一癖ありげである。実際
聴いてみても,グリグリ変なところを押したり曲げたりしてくる整体師に当たったような気分
にさせられた。
たぶんこんな演奏はホロヴィッツなどの定評ある名盤が好きな人から見たら,下手物じみた感
じを持つことも少なからずあるだろう。でも僕は気に入った。クラシック音楽聴き始めて30年
もたってからやっと曲の真価がわかる,なんて事がこんな風に何度もあるのだから,やっぱり
古典音楽はやめられない。

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